アエロフロート航空のビジネスクラスでスイスのジュネーブからモスクワのシェレメチェボ空港まで移動したときの記事です。
この記事は下記の記事の続きです。
アエロフロートビジネスクラス搭乗記 16年9月17日 モスクワ⇒ジュネーブ
目次
基本情報
搭乗日 :16年9月25日
区間 :ジュネーブ⇒モスクワ
便名 :SU2381
機材 :A320
出発 :12:35
到着 :17:05
飛行時間:03:30
ジュネーブ空港での免税手続き
ジュネーブ空港での免税手続きは実は非常に特殊です。
スイスはEUに入っていないので、基本的にスイスの免税手続きしかできません。ただし、ジュネーブ空港だけはスイスとフランスにまたがるように空港が位置しているため、裏技を使えばEUで購入した物品の免税手続きができるんです!
ただし、ちょっとわかりにくいのであまりおすすめはしませんが。。。
陸路でスイスに入る際に手続きをする方が簡単ではあります。
ジュネーブ空港でEU購入品の免税手続きをする方法は別の記事で詳細を書きたいと思います。
もちろん免税手続きはチェックイン前に行う必要があるので注意してください。
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ビジネスクラスだとチェックインも安心
チェックインの際に結構な行列を作っていることがありますが、ビジネスクラスなら楽ちん!
海外のなれない空港だと手続きにすごく手間取ったり、何か手違いがあったり並んでる途中で子供がトイレに行きたがったり、並びなおさなきゃいけないことってありますよね。エコノミークラスだと行列を並びなおすのも非常に大変ですが、ビジネスクラスならノータイムでチェックインできるので非常に便利です!
私はデルタでゴールドメダリオンをもらっているので、もちろんアエロフロートのマイルはデルタに付けます。
セキュリティコントロールのプライオリティレーン
ジュネーブ空港は手荷物検査エリアでビジネス、ファーストクラス用にプライオリティレーンを設けています。日本のようにアエロフロートは駄目なのかなと思ったら、アエロフロートのビジネスクラスでも無事通過することが出来ました。
搭乗券の左端のバーコードをプライオリティレーン入口のスキャナに読み取らせると扉が開く仕組みになっています。
後ろのおばちゃんはエコノミークラスだったのか、ビジネスクラスでも対象外だったのか、何回スキャナに読み込ませても反応せず、ものすごく悔しそうにわめいていました。
ジュネーブ空港はあまり大きな空港には見えなかったのですが、それでも保安検査場は結構な行列に。そんな人たちを横目に先頭まで突っ切っていけるのは気持ちいいですね。
ジュネーブ空港のビジネスラウンジ
チェックインしてからやすやすとセキュリティコントロールを通ることができ、出国審査も難なく通過。目指すはビジネスラウンジへ!
スカイビューラウンジというそうです。プライオリティパスや中東3兄弟、アリタリアなどいますが、ジュネーブ空港を拠点にしているスイス航空やルフトハンザ、ブリティッシュエアウェイズ、エールフランスなどが不在であることから、どちらかというと外様ラウンジなのでしょう。
とはいっても中はモダンでスタイリッシュです。利用者も少なく十分くつろぐことが出来ます。
スカイビューラウンジというだけあって、空を眺めながら出発までの時間を楽しめます。
サラダもすごく充実しています。
お昼にちかい時間帯でもあっていくつか食べ物も用意されていました。
でも取り立てて食べる気になるものは無く、機内食に備えましょう。
ドリンクメニューは特段目を引くものはありません。至って普通の品ぞろえです。
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フライトと機内食
例のごとくウェルカムシャンパンを頂いた後は離陸です。
行きと同じくA320のナローボディです。
まぁ3時間ちょいのフライトなので我慢しましょう。
窓の外を見るとスイスの景色を見ることが出来ました。まるでおもちゃのように、山と湖を見下ろすことが出来ます。
ランチのメニューが配られました。
基本的なスタイルやメニュー構成は行きと同じですが、食材をスイスで積み込んでいます。スイスがどんなレベルの物を出すのか楽しみです!あらかじめCAがコースの内容を確認にきて、
salmon with dill, Nelma, capers and lemon on lettuce leaves served with cream of sweet pepper and olive oil.
サーモンとピクルス、ネルマ、ケッパーとレモンをレタスの葉に乗せて、ピーマンとオリーブオイルのクリームを添えて。
サーモンの味が凝縮されておりとても美味しいです。
Bresaola Chicken roll, sun-dried tomato and salsa pepper on lettuce leaf served with creamy cheese with arugula
チキンと生ハムにドライトマトと唐辛子をレタスに乗せて。ルッコラとクリームチーズ添え。
チキンのパテはまぁ見た目通りの味。ビュッフェであってもとらないレベル。少し塩味を感じる生ハムは爽やかな酸味のあるクリームチーズのソースと相性がよく、とても美味しい。おかわりをしたいくらいでした。
salmon with fried lettuce served woth celery sauce
(by Dmitry Zotov Madame Wong restaurant)
サーモンの炒めレタス、セロリのソースを添えて。
マダムウォンのレストランより、となっていたのでどんなものか気になって頼んでみました。後で調べて分かったのですが、マダムウォンはロシアにある中華レストランのようです。それなりに高級感はあるのですが。。。
http://madamewong.ru/en/restaurant/
気になる味は。。。
全然美味しくない!サーモンは大味で、切り身を蒸し焼きにしただけ。レタスは油を吸ってベタベタでくどい。セロリのソースはまぁまぁでしたが、挽回するには程遠いです。
Penne Pasta with creamy tomato sauce and vegetables
(by Jean-Claude Brugel, cafe de Paris Monte Carlo restaurant)
クリーミートマトソースと野菜のペンネ
ジャンクロードとは誰かと思って調べてみましたが正直よくわかりませんでした。それなりに経歴がありそうでしたが。。。
前菜がよかっただけに、期待してしまいますよね!
残念ながら見た目通りの味です。別にまずいとまでは言いませんがあまり好みではありませんでした。メニューで同じ料理を見ても絶対に選ぶことはないですね。
3つの選択肢の中で2つがシェフ監修となっていたらそちらを選んでしまいますよね。
残念ながらどちらも外れだったようです。
このままでは引き下がれない!と思って3番目の選択肢のベイクドチキンをCAにお願いしてみました。メインメニューは一人一つなの、と断られたのですが、少し経ったら周囲を気にしながら、あなただけ特別だから内緒にしてねといってチキンをくれました!
Baked chicken with vegetables served with black currant sauce
チキンと野菜の黒スグリソース添え
これが一番口に合いました!チキンもぱさつくことなく、油こくもなく。甘酸っぱい黒スグリソースもちきんとよくあいました。
ただ、メインメニューは全体的に大味でやはりスイス料理っぽさが出ているのでしょう。スイスで食材積み込みをしているし、スイス人の口に合わせていることもあるのかと思います。残念なことにビジネスクラスとしてのよさはあまり感じませんでした。
Prague cake
プラハケーキ
チョコとカステラのケーキです。 これもまずくはないのですが、かなり甘さの強烈なケーキで全部食べすぎると動悸がするほどでした。
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着陸後のターミナル移動
着陸後、ターミナルへの移動の際のバスです。
アエロフロートはターミナルから遠いところに停泊し、バスでターミナルまで移動することが往々にしてあります。
ターミナルに横付けする方が空港使用料が高くなるからです。その分は航空券の値段に反映されるので、私たちとしては少しでも安い方がいいですよね。
ただ、冬のロシアは-30℃になることもあります。そんなときにバス移動となると最悪です。バスがいっぱいになるまで外気にさらされながら待つことになるからです。
でもビジネスクラスなら専用のバスでシートに座りながら、すぐに出発してくれるので非常に快適です。