2018年12月22日にポーランド航空のビジネスクラスに登場しました!登場前はポーランド航空なんてって思ってましたが想像以上によかったです。この記事ではポーランド航空のビジネスクラスについて紹介します。
LO080便について
2018年12月22日に成田⇒ワルシャワのポーランド航空LO080便に登場しました。
今回の目的地はポーランドだったため、直行便の魅力に惹かれました。
この便の魅力はなんといっても時間の便利さ!
成田を11時に出発してもワルシャワに同日15時前に到着します!
他社の乗り継ぎ便ではどう頑張っても18時とかなのに、圧倒的に早いです!出発も無理のない時間なので各地からの乗り継ぎを考えても楽ですね。
またLO080便のもうひとつの魅力はドリームライナードリームライナーと呼ばれる、ボーイング787を使用しているところですね。
ルフトハンザと迷いましたがA340と比べるとどうしてもB787の方が魅力的です!
ポーランド航空は第1ターミナル 南ウイング 4階の Iカウンターにあります。
アメックスで送ったスーツケースの受け取りカウンターからもすぐ近くなのですごく助かりました。
今回はビジネスクラスカウンターでチェックインです。
見ていただくとわかりますが、エコノミークラスもガラガラ。
だけどせっかくビジネスクラスなのでビジネスクラスカウンターでチェックインです!
少しでもビジネスクラスを味わわないと!という根っからの貧乏人です。
今回はビジネスクラスなので成田空港のゴールドトラックを使うことができました!
実は通常の手荷物検査レーンもかなり空いていたのでゴールドトラックを利用する意味はなかったんですけどね。
なんとなくビジネスクラスの優越感に浸りたくて利用しました。
単純計算でいくとビジネスクラスの座席数はエコノミークラスの10分の1なので混雑具合も差が出るのだと思います。
今回のボーディングパスです。
なんと最前列を貰えました。
一歳の子供を連れていたので念のためバシネットを取り付けれるように、との配慮かなと思います。
まずは成田のラウンジから。
出発ゲートからほんの100メートル程度のところにANAラウンジがあるから助かります。
おにぎりコーナー。
うどんとかカレーとか頼みたかったけど時間がなかったので今回は見送り。
サンドイッチとサラダもいつもの通り。
日本酒はディスプレイがきれいですよね。
ただ味はいまいち好みではないのですが。
今回の出発は42番ゲートです。
ANAラウンジから50m程度のところにあるので、出発ぎりぎりまでラウンジにいることができて助かりますね。
ビジネスクラスは前方の入り口から出入りするようです。
そのため優先登場に遅れてしまってもエコノミークラスの渋滞に巻き込まれることがなくてありがたいです。
キャビンを見るとビジネスクラスは2-2-2が3列の18人。
ビジネスクラスが埋まりきらないのか、座席数は少な目です。この辺りはブランド力の差が出てしまうのでしょうか。
実際に乗ってみると半分くらいが空席でした。とはいえ、乗っている側からすると空席の多い便の方がサービスが手厚くなるので嬉しいです。
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ひとつの座席はこんな感じ。
他社のビジネスクラスに比べて前後の間隔が広いような気がします。
その理由はこの足のせ。
他社のビジネスクラスは足のせが前方座席のシートにめり込む形になるのですが、ポーランド航空では足のせ台として上部空間が開放された形で存在しています。
もちろんここには座ってはいけないのですが、一歳の息子はここに座ったりして過ごすことができました。
肘掛けの下には飲み水、リモコン、電源タップが用意してあります。
電源タップはA,C、BFどれでも使える形です。
まぁ今の時代当然ですね。
飛行中にしか使うことはできないのですが、離陸後も使えませんでした。
CAさんがスイッチを入れ忘れていたようで、お願いして使えるようにしてもらいました。
子供用にスタイをいただきました。
機内食を食べるときのエプロンとして使えますね。
私たちは子供用のエプロンを持ち込んでいたのでお土産としていただきましたが、もらえるとわかっていたら荷物を減らすことができました。
こちらは子供用のおもちゃとして塗り絵と色鉛筆を貰いました。
うちの子にはまだ早すぎますが、それでも嬉しいですね。
今回はかなりの空席があったので私は違う席に移り、息子は一席を悠々と使うことができました。
ビジネスクラスなんて私でも数えるほどしか乗ったことがないのに、贅沢!
こちらは子供用のお布団。
こういうのまで用意してもらえるのはうれしいですね。
離陸前のシャンパンサービス
離陸前にはお決まりのシャンパンサービス。
こちらもお決まりの一枚。
シャンパンと一緒にアペリティフも配られます。
こちらはローストビーフの味噌掛け。
柔らかくて牛肉の甘みと味噌の甘みがよく合います。
機内食について
機内食は下記から選択制です。
内容 | 洋食 | 和食 |
前菜 |
ローストビーフ オリーブソース クスクスサラダと野菜 |
スモークサーモン ポン酢のジュレと野菜 海老のてまり寿司、アナゴ博多、胡麻豆腐 いくらと出汁のジュレを笹の葉に乗せて なめこ蕎麦 めんつゆ 季節のサラダ |
メイン |
ラムチョップの赤ワインソース 香草漬けポテト、焼きニンジン、ほうれん草
または
豚肉の鴨レバーソース、マッシュポテト、野菜のミックス |
シーバスと野菜の湯葉ソース
または
鶏肉の治部煮 じゃがいも、野菜のロースト
白米、味噌汁 |
おつまみは食事と食事の合間ならいつでも食べることができます。
とはいえ
・サンドイッチ ⇒ 空港のラウンジにおいてあるような簡易なもの
・日本風の温かいおつまみ ⇒ コンビニおにぎり
・フレッシュフルーツスライス ⇒ ワゴンデザートの残り
・日本とポーランドのおつまみ ⇒ ワゴンデザートの残り。スナックや和菓子など。
ポーランド航空だからアルコールが豊富ですね。
日本酒は日本盛のなにかはわからなかったのですが、ウィスキーも種類が豊富で、その他にポーランドのお酒をたくさん積んでいます。
MonopolowaというウォッカやSOPLICAというウォッカもポーランドのお酒だし、Meadという蜂蜜酒があります。
Meadは女性にとても喜ばれる甘いお酒でハネムーンの語源になっているといわれています。ぜひ新婚旅行の人は試してほしいですね!
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コーヒーはエスプレッソ、マキアート、ラテなども頼めるようでした。
多分マシンを積んでいるんでしょうね。
食事前には再度シャンパンとピーナッツがサーブされます。
ちゃんと袋から出してあるのでナッツ姫も怒らないですね。
子供用にベビーフードをリクエストしていたのですが瓶詰めの離乳食をいただきました。
JALやANAだとベビーフードの準備は当たり前になっていますが通常は用意なんてありません。そういう意味ではポーランド航空は子供に優しい航空会社でした。
妻は出されたベビーフードが果物のすり下ろしとささみだったので炭水化物がない、と言っていましたが息子はパンをむしゃむしゃと食べていました。
こちらは私の頼んだ洋食です。
サラダと前菜のローストビーフ、クスクスサラダと野菜、パンです。
私は好きでしたが結構オリーブの味に慣れていない高齢者などには受けが悪いかもしれないですね。万人受けする料理ではないと感じました。
ローストビーフは柔らかく、脂も少なくて食べやすかったです。ソースはオリーブソースで少し味は強いですがお肉とよく合いました。クスクスサラダも食べやすかったです。
豚肉の鴨レバーソースです。
CAさんに尋ねたところこちらがおすすめとのことだったのでこちらにしました。
味は。。。うーん、食べれなくはないけれど次は頼まないかも。
茹で野菜はあまりおいしくなくて残してしまいました。
こちらは妻が頼んだ和食です。
サラダは共通ですが前菜は和食のものとなっています。
和食なのにパン用のバターがついていました(笑)
パンもバターも美味しかったからありがたいんですけどね。
子供は私たちが食べてる間大人しく待ってるなんて出来ませんから、私と妻でサーブのタイミングをずらしてもらえました。
こういうお願いができるのはやはりビジネスクラスならではですね。
エビの手まり寿司とごま豆腐です。
また蕎麦は汁を自分でかけて食べるのですが、パサパサかつ伸びきっていて食べれたもんではありません。
ここまで形だけのものならむしろ出さない方がいいんじゃないかと思ってしまいます。
こちらは妻のメインディッシュの魚とごはん、漬物、味噌汁です。
ご飯は芯が残っており、全体的にパサパサで食べにくいです。
以前CAの方に聞いたことあるのですがB787は調理に使う火力が弱いから制約が大きいとのことでした。
味噌汁もインスタントの味噌汁で飲み初めは味が薄く、最後は溶けずに残った味噌が底の方に溜まっておりとても塩辛かったです。
魚の餡掛けはまだ美味しかったのですが、日本人乗務員の乗っていないL0080便ではあまり和食は期待できないかも知れないですね。盛り付けの写真の通りに作っても、普段から日本食を食べている私たちの求めるクオリティとはかけ離れたものです。
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デザートはワゴンサービスです。
実物を見ながら選べるし、お腹具合によって量を調節できるのでありがたいサービスですね。
デザートもかなり豪華です。
チーズの盛り合わせ、フルーツの盛り合わせ、生クリームとフルーツのケーキです。
こちらはチョコレートケーキ、和菓子、シュークリームのようなものです。
少し欲張ってチーズの盛り合わせ、生クリームのケーキ、チョコレートケーキをいただきました。
少し多すぎるかなとも思いましたが、CAさんに他にはもういいの?と聞かれたのでもう少し選べばよかったかなと思いました。
まぁ実際にはかなりの量だったのでお腹いっぱいでこれ以上は食べれないんですけどね。
チョコレートケーキは想像したほど甘すぎることはなかったですが、次は選ばないですね。
生クリームのケーキはかなりよかったです。フルーツの甘さだけの味付けで軽く食べれてしまいます。奥さんも絶賛していました。多分次に来てもこれを選ぶと思います。
私が一番良かったと思ったのはチーズです!!これは自分でも意外でした。チーズなんて普段は頼まないですから
カマンベールやブルーチーズなど日本人でも食べやすいものが多い上に、赤ワインとめちゃくちゃ合うんです!
私が飲んだのはプリミティーヴォ ヴァルヴァリオーネ V2(Varvaglione V2 Primitivio)というイタリアの赤のフルボディですが、チーズと合わせると、ワイン単体で飲むよりワインがおいしく、チーズ単体で食べるよチーズがおいしかったんです!
これは素敵な経験でした。
食後しばらくするとポーランドのSOPLICAというブラックカラントのウォッカを持ってきてくれました。ウォッカというときついイメージがあるのですが、フレーバーウォッカは甘く、度数も抑えられているので意外に飲みやすいですよ!
食後は就寝の準備です。
シートがフルフラットになる上に足乗せ部分とつながるので、通常のビジネスクラスよりもさらに広いベッドが出来上がります!
これはかなりありがたいです。
成田~ワルシャワは12時間程度のフライトですが食事時間以外では8時間程度あるのでしっかりと眠ることができます。
ワルシャワには15時ごろの到着ですがそのころには日本は夜11時くらい。
フライト中にゆっくり休むことができれば現地での時差が少なくて済みます。
朝食
現地到着の1時間半くらい前には朝食を出してもらえます。
こちらは奥さんの頼んだ和食です。
前菜、焼き魚に焼き野菜と結構和食の雰囲気は出ていますがやはりご飯は昼と同じでパサパサかつ芯があります。
まぁそれでも頑張っているほうではないかと思います。
こちらは私の頼んだ洋食。
サーモンとブロッコリーのパスタ、茹で海老、サラダ、ケーキです。
野菜が多めなので寝起きのご飯としては助かりますね。
ただ、パスタは少し油多めです。
奥さんは一口食べて、これはダメなやつだといってやめてしまいました。
まぁ見た感じからいってもエコノミークラスの食事をそのままお皿に移したような感じですからね。
ケーキ自体は美味しいのですが寝起きで食べるには少しきつかったですね^^;
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全体的な感想
今回のフライトの感想です。
実は食事は全く期待していなかったのですが、思ったほど悪くはなかったです。
ただ、和食は全体的に不満が残ってしまったので選ぶなら洋食かと思います。
私は好きな味でしたが、自分の親などを考えてみると高齢者などは好む味付けではないかと思います。
サービス自体も日本語を話せるスタッフが同乗していなかったので日本人の老夫婦がビジネスクラスに乗るとストレスを感じそうですね。
フライト自体は成田を昼に出て、ワルシャワに昼につくので非常に便利なフライトですが、欧州内の乗り継ぎはコネクションが少ないのでどこへ行くにも便利とはならないでしょうね。
そういった意味では日本の旅行会社がツアーで使う可能性は非常に低いと思います。
結果的にビジネスクラスは空席が目立つことになるので、旅慣れた旅行者にとってはねらい目になるのではないでしょうか。
機材自体はB787な上に清掃も行き届いているので個人的にはリピートも大いにありでした。
ぜひポーランド航空に乗って、ワルシャワの旅を楽しんでください!