アメックスのポイントを使ってヨーロッパまでのビジネスクラス航空券に交換しました!アメックスのポイントでビジネスクラス航空券をもらうのは今回で2回目ですが、今回は数多くの失敗をしてしまいました。他の方がこのような悲劇を起こさないように、この記事では私の失敗を含めて、ビジネスクラス航空券の取り方を紹介します!
- アメックスのポイントをマイルに交換するときの重大な注意点
- 候補だったフライトと迷った理由
- 私の取った航空券
- ここで気付いた致命的なミス!!
- なぜマイルで航空券を取るとお得なのか
- 幼児航空券はどこで発券するのが一番安い?
- 幼児航空券を少しでも安く購入する方法
アメックスのポイントをマイルに交換するときの重大な注意点
アメックスのポイントはたくさんの魅力的なものに交換することができますが、やはり一番人気なのは航空会社のマイルではないでしょうか。
今回は50万ポイントをシンガポール航空のマイルと交換して、ヨーロッパまでのビジネスクラス航空券を二人分もらいました。
アメックスのポイントからマイルへ交換する際には注意しなければいけないことがいくつかあります。
マイレージ番号の登録に必要な期間
実はポイントからマイルに交換する際にマイレージ番号を登録しなければいけません。
その番号の登録に2週間ほどかかります。
トップページにはポイントをマイルに交換する期間だけが表示されており、初回のみはマイレージ番号を登録する期間が必要なことがかかれていないため、いざマイルに交換する際になって初めて気付くんですよね。
2週間もタイムラグがあると特典航空券が売り切れてしまうの可能性があるので注意が必要ですね。
サイトには2週間程度必要と記載されていますが、私も申請してから実際に登録されるまで2週間近くかかりました。
マイレージ番号の登録はマイルの交換とは無関係に行うことが出来ます。
マイルの交換予定がなくても登録だけしておくことを強くお勧めします。
マイル交換に必要な期間
サイトでは通常5日以内と記載されています。
私は今回シンガポール航空のマイルに交換しましたが、実際には平日の夜に申請して、翌日の昼にはマイルが付与されていました。
ただ、交換できる航空会社の規定をみると「5日以内」、「5営業日以内」と微妙に異なっているので、航空会社によって条件が異なる可能性がありますね。
交換できるマイルの上限
実はANAのみ、1年間に交換できるマイルに上限があります。
1年間とは1月1日から12月31日と決められており、その期間に4万マイルまで、と決められています。
アメックスのポイントで交換できるマイルについては下記記事をご参照ください。
実は最近まで年間8万マイルだったのですが、2018年10月の改訂で上限が4万マイルに改悪されてしまいました。
また、他の航空会社は年間の交換マイル数上限はありません。
ANAは他の航空会社に比べて特典航空券のマイル数が異常なレベルで少ないので、マイルの価値が高かったんですよね。
年間8万マイルなら12月と翌年1月にマイルへ交換することで16万マイル貯まるので夫婦でヨーロッパまでのビジネスクラス航空券に交換する事ができました。
でも今は年間4万マイルですよ!?有効期限である3年で12万マイルしかたまりません。そうなると夫婦二人でアジアの特典航空券で精一杯ですね。
ANAのマイルへ交換したい人にとってアメックスを利用するのは魅力が薄れてしまいましたね。
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候補だったフライトと迷った理由
私は名古屋からなので利用できるフライトが限られてしまいます。
行き先のポーランドもヨーロッパの空港ではかなりマイナーな部類です。
フライトも自ずと消去法になってしまいました。
往路のフライト選択肢1
NH338便:名古屋 07:40発 ~ 成田 08:50着 ANA運行
利用クラス エコノミークラス
フライト時間 1時間10分
使用予定機材 A320
成田で乗継時間 2時間05分
LO080便:成田 10:55発 ~ ワルシャワ 14:25着 ポーランド航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 11時間30分
使用予定機材 B787-800
このルートのメリット
・ワルシャワ到着が早い。冬のワルシャワは日の入りが15:30だが日の入り前に着ける
・ワルシャワ到着時刻は日本時間で22:45。無理な時間ではなく体も楽
・使用予定機材はB787-800と最新機材。遮音性もよくキャビン内が快適
・成田のラウンジはまぁまぁ満足できる
このルートのデメリット
・ビジネスクラスの手配なのに名古屋~成田はエコノミー席
・朝の出発が非常に早い。出発日の前日セントレアホテルに宿泊が必要
・セントレアで国内線のチェックインの後、成田で国際線のチェックインが必要。
・スーツケースは成田のチェックインカウンターへ事前送付。セントレアに送るよりも日数が余分に必要
往路のフライト選択肢2
LH737便:名古屋 09:45発 ~ フランクフルト 15:20着 ルフトハンザ航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 12時間35分
使用予定機材 A340-300
乗継時間 1時間15分
LH1350便:フランクフルト 16:35発 ~ ワルシャワ 18:10着 ルフトハンザ航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 1時間35分
使用予定機材 A320-100
このルートのメリット
・朝の出発に余裕がある。そのため前泊は不要
・名古屋から国際線に乗るため名古屋で出国審査となる。
このルートのデメリット
・長距離便の機材がA340と、ものすごく古い
・キャビン内の振動、騒音がものすごい。触れていないのに飲み物がこぼれるレベル。
・EUへの入国審査がヨーロッパで一番税関の厳しいフランクフルトとなる。
・ワルシャワ到着時刻は18時。既に夜中のように真っ暗。
・ワルシャワ到着時刻は日本時間で深夜2時。ビジネスクラスとはいえ、やっぱり疲れてると思う
・EUへの入国審査後の乗り継ぎ時間がギリギリ。子連れなのに間に合うか。
復路のフライト選択肢1
LH1347便:ワルシャワ 09:05発 ~ フランクフルト 10:55着 ルフトハンザ航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 1時間50分
使用予定機材 A320-100
乗継時間 2時間50分
LH736便:フランクフルト 13:45発 ~ 名古屋 10:55着 ルフトハンザ航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 11時間35分
使用予定機材 A340-300
このルートのメリット
・1月6日日本着。連休のギリギリまで旅行できる。
・日本への入国手続きが名古屋となるため、入国審査で混まない。
・EUの出国審査、税関申告はドイツで行う。乗り継ぎ時間に余裕がある。
・名古屋には午前中着のため、連休最終日の午後はゆっくり休む事ができる。
このルートのデメリット
・キャビン内の振動、騒音がものすごい。触れていないのに飲み物がこぼれるレベル。
・フランクフルトのラウンジがいまいち
復路のフライト選択肢2 不採用
LO080便:ワルシャワ 14:40発 ~ 成田 9:15着 ポーランド航空運航
利用クラス ビジネスクラス
フライト時間 11時間30分
使用予定機材 B787-800
乗継時間 7時間45分
NH338便:成田 17:00発 ~ 名古屋 18:15着 ANA運行
利用クラス エコノミークラス
フライト時間 11時間30分
使用予定機材 B787-800
このルートのメリット
・使用予定機材はB787-800と最新機材。遮音性もよくキャビン内が快適
このルートのデメリット
・現地発1月5日の便がない。(そもそも飛んでいない)
・日本到着予定時刻はヨーロッパ時刻から見て深夜1時ごろ。成田でぐったりしてる予想
・成田での待ち時間が8時間!!!名古屋までのフライトはその時間しかないため待つしかない。
・成田から名古屋まで自分で移動する場合は新幹線を実費手配するしかない。
私の取った航空券
いろいろと検討した結果、今回私がとった航空券です。
往路 12月22日
NH338便:名古屋 07:40発 ~ 成田 08:50着 ANA運行 エコノミークラス
LO080便:成田 10:55発 ~ ワルシャワ 14:25着 ポーランド航空運航 ビジネスクラス
復路 1月5日
LH1347便:ワルシャワ 09:05発 ~ フランクフルト 10:55着 ルフトハンザ航空運航
ビジネスクラス
LH736便:フランクフルト 13:45発 ~ 名古屋 10:55着 ルフトハンザ航空運航
ビジネスクラス
このルートの総合的なメリット
・往復で2種類の航空会社のビジネスクラスに乗れる!
・会社の稼働日初日に間に合う!1月7日は休まなくてもOK!
・乗継時間、フライト時間は最小限!
・通常、現金では取ることの出来ないルートを飛べる!
全体的に失敗のなさそうなルートに仕上がっていると思います(笑)
ここで気付いた致命的なミス!!
今回はアメックスのポイントをシンガポール航空のマイルに交換してスターアライアンス航空券を取得しました。
ただ、アメックスのポイントを交換できるスターアライアンス所属の航空会社を比較してみるととんでもないことに気付いてしまいました。
シンガポール航空
アメックス500,000ポイント
⇒シンガポール航空400,000マイル
⇒ヨーロッパまでのビジネスクラス往復航空券二人分
アメックスの50万ポイントを使って
シンガポール航空で40万マイルをもらいました!
ANA
アメックス180,000ポイント
⇒ANA180,000マイル
⇒ヨーロッパまでのビジネスクラス往復航空券二人分
※交換率はいいけど、年間の上限交換数は40,000マイル
タイ航空
アメックス432,500ポイント
⇒タイ航空346,000マイル
⇒ヨーロッパまでのビジネスクラス往復航空券二人分
スカンジナビア航空
アメックス350,000ポイント
⇒スカンジナビア航空280,000マイル
⇒ヨーロッパまでのビジネスクラス往復航空券二人分
※上限数のあるANAを除けば一番お得だけど電話で予約が必要なため面倒くさい
そう、なんと一番交換率の悪い航空会社へ交換してしまっていたのです!!!
全く同じ航空券を取るのに不必要にマイルを払っているのです。
もうとんでもない失態ですよね。
あまりのショックに思わず奥さんに話してしまいました。
事情を話した上で「まぁいい。金で解決できる話だ。ポイントならまだある」
かっこよく決めたつもりが、私のこの台詞に奥さんガチギレ!!
まぁそれはそうですよね。
ANAならもう一回ビジネスクラスでヨーロッパ旅行して、まだ14万マイル余りましたね。
スカンジナビアと比べても15万ポイント、12万マイルの差があります。
ハワイまでビジネスクラスで往復できるマイル数です。
全く同じ路線でも航空会社によって少ないマイル数で特典航空券がもらえたり、他社より多くのマイル数が必要だったりします。
夫婦円満であるためにも、マイルへの交換は慎重になりましょう(涙)
なぜマイルで航空券を取るとお得なのか
今回致命的な失敗をしながらも、それでもマイルで取るとお得ですね。
今回私が取得した航空券を現金で購入する場合、大人一人当たり約100万円です。
2人で200万円の航空券代を50万ポイント、40万円で取得できたことを考えると単価は下記のようになります。
ポイント :200万円/50万ポイント ⇒ 4円/ポイント
マイル :200万円/40万マイル ⇒ 5円/マイル
ポイント単価やマイル単価でみても、かなりお得なものということが分かるかと思います。
ANAのマイルで取ることができればポイント単価、マイル単価ともに11円以上ととんでもない単価をたたき出すところでした(笑)
フランクフルトやロンドンヒースロー、パリシャルルドゴールなどの有名空港は競争も激しいのでそういう路線は料金も下がりやすいです。
逆に今回私がとったようなワルシャワや、その国の国内線しか飛ばないようなマイナー路線は価格も高騰しやすいですね。
つまり、料金の安い航空券は現金で取って、料金が高騰しやすい航空券はマイルで取るのがお得ですね。
・長距離便の後に何度も乗り買えないといけない(離島、地方都市)ような路線
・往復で別々の航空会社で予約した方がメリットの大きい路線
・直行便
これらのチケットを取るときにはマイルでの購入を考えるといいと思います。
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幼児航空券はどこで発券するのが一番安い?
今回の旅行は私と妻と1歳の息子の3人の旅行です。
マイルで取得できたのは大人の分の航空券しかないため、 2歳未満の子供の分は別途インファントチケットというものを購入しなければいけません。
大人の航空券はマイル、子供の航空券は現金として購入します。
ただし、どの航空会社のマイルで購入したか、どの航空会社が運航するかでルールが異なるのでその都度確認が必要です。
シンガポール航空
シンガポール航空で他社のインファントチケットを購入することは不可能。
それぞれの航空会社でインファントチケットを購入してほしいとのこと。
基本的には第一搭乗区間となるANAで購入することになると思う、とのこと。
ANA
ANA国内線分についてはインファントチケットは無料。
国際線区間についてはANAでは購入不可能とのこと。
シンガポール航空が言っていた第一区間とは通常、国際線第一区間であるためポーランド航空で購入することになると思う、とのこと。
ポーランド航空
ポーランド航空で国際線であるポーランド航空運航のチケット、ルフトハンザ運航のチケットを購入することは可能。ただしANAについては国内線のため購入不可能。
ANA便はANAに問い合わせてほしいとのこと。まぁANA分は無料だからいいんですけどね。
ポーランド航空はコールセンターでの航空券発見は5,400円かかるらしいです。それはインファントチケットも同様。
航空券はオンライン上で購入すれば手数料は無料。
ではインファントチケットをオンラインで購入する方法を教えてくれと頼むと、「インファントチケットはコールセンターからしか購入できません」って。
あまりの殿様商売にびっくり!!
オンラインで購入できるチケットをコールセンターで購入すると2,000~5,000円程度の手数料が発生するのは一般的なことです。
しかし、オンラインでは購入できないチケットをコールセンターで購入する場合は手数料免除となることがほとんどです。(というかそれ以外聞いたことありません)なぜなら、オンラインで購入できないのは航空会社の責任だからです。
ポーランド航空はちょっとマナー違反じゃないですか?
まぁ所詮ポーランドの航空会社ですよね。
また、国際線第一区間の航空会社なのでルフトハンザ航空のインファントチケットも取ることが可能でした。
ただし金額はルフトハンザよりも高いものしか出ませんでした。
こちらからは詳細は分かりませんでしたが「あれ?これしかないのかな?」って電話口で言っていました。おそらくビジネスクラスの中でも一番運賃の高いクラスしか見つからなかったのでしょうね。
ルフトハンザの金額よりも高い上に手数料までかかるのでもう最悪ですね。
ルフトハンザ航空
ルフトハンザは3回電話をかけたのですが、かける度にオペレーターの対応が異なり、値段も毎回違うので苦労しました。
共通して言えるのはマイルで特典航空券を発券した場合、発券会社でインファントチケットを購入できるはず、でした。
毎回毎回シンガポール航空で取れと強くいわれました。
実際にシンガポール航空に聞いてみると、システムの都合上他社便のインファントチケットの発券が出来ないから運航会社に聞いてくれ、との回答。
実際にルフトハンザのオペレーターがシンガポール航空へ電話をし、上記を説明をされて納得してもらえるようすでした。自社がそうだからって他社もできる前提で話さないでほしいですね。
もちろんこちらは発券手数料無料で対応してもらえました。
航空券の値段もポーリッシュよりも安かったです。
またルフトハンザでポーリッシュのインファントチケットは取ることができませんでした。
インファントチケットの金額のまとめです。
区間 | 便名 | 運航会社 | シンガ ポール 航空 |
ANA | ポーランド 航空 |
ルフト ハンザ |
名古屋~成田 | NH338 | ANA | 手配不可能 | 無料 | 手配不可能 | 手配不可能 |
成田 ~ワルシャワ |
LO080 | ポーランド 航空 |
手配不可能 | 手配不可能 | ¥41,000 | 手配不可能 |
ワルシャワ ~フランクフルト |
LH1347 | ルフト ハンザ |
手配不可能 | 手配不可能 | ¥61,000 | ¥54,700 |
フランクフルト ~名古屋 |
LH736 | ルフト ハンザ |
手間はかかりますがそれぞれの便を運航する航空会社で取得するのが、結局一番安かったですね。
幼児航空券を少しでも安く購入する方法
またインファントチケットを少しでも安く取るためには、マイルで航空券を取得したらなるべく早めにインファントチケットを手配するようにしましょう。
インファントチケットは大人の金額の10%となります。
そのため、大人のチケットが値上がりしてしまうと、それに連動してインファントチケットが値上がりします。
マイルで航空券を取った時の大人のチケットが50万円であればインファントチケットは5万円で済みます。
しかしその時にインファントチケットを発券せずに、ビジネスクラスの席がすべて売り切れてしまったとすると、大人の席は一番高い割引なし運賃となってしまいます。
その場合のインファントチケットは割引なし運賃の10%となります。おそらく10万円は軽くかかると思います。もたもたしているだけで5万円も損してしまうことになりますね。
インファントチケットは空港使用料や燃油サーチャージのみでの構成が基本であるのでキャンセル料がかからないことがほとんどです。そのため、特典航空券を取ったら早めに取ることをお勧めします。
アメックスのポイントはマイルに変えてビジネスクラスをとるのが一番お得な使い方と思います!必要なマイル数は多いですがそれでも夢ではないと思います!ただし、その際は失敗の内容にしてください(笑)