飛びぬけて安い料金が表示されるアエロフロートロシア航空ですが、安すぎて不安になる方も多いようです。検索には事故、と表示されたり、恐ロシアと書かれていたり。でも実際はアエロフロートは安さだけでなく、魅力いっぱいの航空会社なんです。この記事ではそんなアエロフロートの魅力について紹介します。評判がいい理由を理解してもらえたらと思います。
目次
5.アエロフロートに乗るならデルタ スカイマイル アメリカンエキスプレスゴールドカードが絶対お勧め!
1.こんなにたくさん!アエロフロートの魅力!
1-1.エコノミーもビジネスも、料金が激安!
アエロフロートロシア航空の最大の魅力は何と言っても安さ!
ヨーロッパまで、エコノミークラスだと60000円程度、ビジネスクラスでも200,000万円で買うことができます!これはオフシーズンの特別料金ではなく、年末年始などのピークシーズンでもこの料金で買うことができます。
例えばJALやANAでヨーロッパまで飛ぶとエコノミークラスで150,000から200,000円、ビジネスクラスだと400,000円以上します。
JALやANAのきめ細かなサービスは日本人に大人気ですが、ANAのエコノミークラスかアエロフロートのビジネスクラスかと言われたら私は迷わずアエロフロートのビジネスクラスをオススメします!
1-2.パイロットの腕がよく、安全性が高い!
アエロフロートのパイロットは非常に腕がよいという評判です。
その理由はロシア空軍のパイロットを採用しているからだとか。
もちろん、噂の域を出ませんが、それでも毎年発表されるエアラインの安全性評価では上位の常連です。
1-3.機材が新しく、エコノミークラスでも十分満足できる!
成田モスクワを結ぶ便はエアバス社のワイドボディのA333を採用しており、機体も新しく、清潔感があり非常に快適です!
成田モスクワ間は約10時間程のフライトですがストレスも少なく快適に過ごすことができます。
よく耳にする噂で、ロシア人が多いため機内でのアルコールサービスが有料との話もありますがもちろんそんなことありませんので安心してください。
1-4.乗継がよく、ほとんどの便が同日着!
アエロフロートの魅力の大きなポイントとして、ヨーロッパへ行く際にはほとんどの目的地に同日で到着出来ることです!
着くのが翌朝の場合、疲れてふらふらのまま観光が始まります。
でも夜中につけば、その日はぐっすり休んで翌日、リフレッシュした状態で観光できますよね。一晩寝ることで時差ボケも解消されるので疲れ具合は段違いです。
アエロフロートは乗継がよい便が多いので、目的地に着いてからも旅行を楽しむことが出来ますよ!
1-5.成田空港をお昼に出発だからすごく楽!
アエロフロートは成田空港をお昼の12時に出発です!
出発の時も無理のない時間だから旅行がすごく楽ですよね。
早朝出発だと場合によっては前泊が必要になったり、始発で移動が必要だったりしてしまいます。眠い目をこすりながら、時間を気にしながらの旅行だと出発前から疲れてしまいますね。
逆に夜発便の多い中東系は機内ですごく疲れてしまいます。
離陸したら寝てればいいや、って思うかもしれませんが、実際には離陸してすぐに機内食が配られたり、着陸前に朝食が配られるので実質的に寝れるのは3~4時間程度です。夜発だと現地に午前中~お昼頃の到着になるので、かえって疲れてしまいますね。
1-6.欧州内での乗継便がないので免税手続きが非常に楽!
アエロフロートでヨーロッパに行く場合、帰国時の免税手続きがすごく楽です!
EU内で購入した商品はEU外に出る最後の空港で免税手続きをしなくてはいけない、というルールがあります。
例えば、スペインへエールフランスやルフトハンザ、アリタリア航空で行ったとすると、出発国のスペインではなく、乗継国のフランスやドイツ、イタリアで手続きをしなくてはいけないんです。
免税手続きのためには基本的に商品の現物を税関に提示する必要があるので、預け入れるスーツケース内に保管できないことになってしまいます。
機内持ち込みのものだと、スーツケースに入れるしかありません。乗継空港で免税が認められるかどうかは担当者次第となってしまいます。
また、乗継時間の限られた時間内で免税手続きをしなくてはいけません。手続きの場所がすぐに見つけられるかわかりませんし、混んでいるかもしれません。もし到着の飛行機が遅延したら手続きする時間がほとんどなくなるかもしれません。
その点アエロフロートなら安心です。
EU内での乗継がないので、絶対にチェックイン前に免税手続きができます。
このストレスがないだけでもアエロフロートを選ぶ価値がありますよね!
1-7.上級会員の少ないスカイチームはねらい目!
ANAに乗ったことある人なら分かると思いますが、スターアライアンスは上級会員だらけです。
日本の企業はこぞってANAを利用するので、SFC会員ばかりなのです。
SFC会員とは年会費1万円でスターアライアンスの上級会員がもらえる、反則ともいえる制度です。
そのため、ANAはSFCによる上級会員ばかりであふれており、アップグレードされることもまずありませんし、ラウンジもびっくりするほど混んでいます。優先搭乗だって、全然優先ではありません。手荷物もみんながみんなプライオリティタグが付いているので全然プライオリティではありません。
スターアライアンスはANAのせいで全く上級会員の意味がないのです。
その点アエロフロートはスカイチームなので上級会員がすごく少ないです。
アエロフロートなら上級会員の効果は抜群です!
1-8.冬でも安心シェレメチェボ空港
ロシアは冬が長いだけあって、アエロフロートの本拠地であるモスクワのシェレメチェボ空港は冬でも安心です。
冬の空港というと、雪による影響や凍結などを心配してしまいますが、ロシアは冬が長いので、そのあたりの対策もばっちりです。
だから安心して利用することが出来ます。
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2.アエロフロートの弱い点は?
アエロフロートのいいことばかりを紹介してきましたが、逆にアエロフロートの弱い点を紹介していきます。
2-1.西欧州便5時間のナローボディはちょっと疲れる
モスクワからスペインまで約5時間。この区間の運航は日本の国内線と同じナローボディの機材です。
通路が一列しかなく、座席の前後も狭く、ほとんどリクライニングしないあの飛行機です。
北欧や東ヨーロッパの方だと2,3時間で到着しますが、スペインなどの西ヨーロッパだと5時間以上かかることもあります。
さすがに狭い中長時間のフライトだと疲れてしまいますね。
とはいえヨーロッパ内を結ぶ飛行機はどれもナローボディです。
長距離便でダイレクトに目的地に飛ばない限りはあまり大差ありません。
2-2.アエロフロートボーナスマイルが使いにくい
アエロフロートのマイレージプログラムであるアエロフロートボーナスはちょっと使いにくいです。
基本的に説明はすべて英語です。だからマイルに関する手続きはすべて英語です。
また、提携航空会社はスカイチームのみです。そのため、日本の国内線に乗ってもアエロフロートマイルは貯めることが出来ません。
逆に、アエロフロートに乗ってもANAやJALでマイルをためることは出来ません。
ではアエロフロートに乗った時のマイルはどの航空会社で貯めるとよいでしょうか。
私のお勧めはデルタ航空です。
アエロフロートボーナスは2年間乗らないとマイルが失効してしまいますが、デルタ航空にはマイルの有効期限がないため、永久に消えることはありません。
またデルタ航空はJALやANAでも日本国内線にのると500マイル貯めれるほかに、ある裏技を使うと上級会員になることが出来ます。そのため、ビジネスラウンジやビジネスカウンターでのチェックイン、優先搭乗といったサービスを無料で受けることが出来るんです!
2-3.国内線提携がない
アエロフロートは成田にしか就航していないにもかかわらず、JALやANAと提携していません。そのため、地方在住者は成田空港までのチケットを別で手配しなければなりません。
別でチケットを手配するとその分割高になってしまいます。
これはある方法を使えば回避することが出来ます。この方法については別の記事で紹介したいと思います。
2-4.ターミナル移動が大変なときがある
モスクワのシェレメチェボ空港はターミナル移動があると大変です。
成田空港のようにターミナル間の無料シャトルが走っているわけでもないし、フランクフルト空港のように電車が走っているわけでもありません。
シェレメチェボ空港のターミナル移動は全て徒歩です。
とは言ってもターミナルDから一番遠いターミナルFまででも25分程度で行くことが可能です。
東京⇔モスクワ便はDターミナルを利用しています。
ターミナルD利用便(ターミナル移動無し)
東京・バルセロナ・ワルシャワ・ミンスク・ビシュケク・ワシントンD.C.・ビリニュス・ハバナ・ベルリン・ハンブルク・ハノーファー・フランクフルト・ミュンヘン・シュトゥットガルト・ドレスデン・デュッセルドルフ・エレバン・キシナウ・ロンドン・ロサンゼルス、マドリード・マイアミ・ミラノ・ニューヨーク・パリ・リガ・ローマ・サマルカンド・ソウル・イスタンブール・ストックホルム・タシュケント・トビリシ・テルアビブ・ウランバートル・ハノイ・ホーチミン・ヘルシンキ・チェリャビンスク・上海・香港
ターミナルF利用便(ターミナル移動有り)
アテネ・バクー・アクトベ、アルマトイ・アスタナ・カラガンダ・シムケント・アティラウ・バンコク・プーケット、ベイルート・ブダペスト・ベオグラード・北京・上海・香港・広州・デリー・ジュネーヴ・チューリッヒ・カイロ・マレ・テヘラン・ソフィア・テネリフェ
イギリス、フランス、ドイツなど、人気の目的地はDターミナルに集まっており、乗り継ぎの際にターミナル移動がなくてもいいようになっています。東京はそれだけ優遇されているということです。
3.アエロフロート航空593便墜落事故について
アエロフロートと検索するとキーワードとして アエロフロート 事故 とでてきます。
そのため、アエロフロートが危ないのではと思ってしまいがちです。
でも実際にはこの事故の発生原因は
・パイロットのルール違反(息子に操縦させた)
・飛行機の隠しコマンドによる自動操縦モードのキャンセル
などによるものです。
ルール違反はもちろんよくないことではありますが、タイ国際航空のように整備不足が原因でヨーロッパから出入り禁止を言われる会社でもなければLCCのように安全性が低くて格付けを落とされる会社でもないし、JALのように経営破綻した会社でもありません。
事故から23年も経過しており、 このことを取り上げて今のアエロフロートの安全性を論じるのはナンセンスかと思います。
4.アエロフロートが不安になるほど安い理由
なぜアエロフロートの事故や悪い噂にばかり興味がいくかというと、不安になるほど安いからなんです。
4-1.人件費が安い
もちろん値段に大きく響くのは人件費ですね。
パイロット、キャビンアテンダント、地上スタッフ。
ロシアは人件費が全体的に安いです。
もちろん、ロシアの中ではパイロットやCAといった職業は高給取りでしょうけど、世界から見ると割安なのでしょう。
パイロットも空軍出身者であれば、教育費をかけずに質の高い人材を確保できます。
4-2.物価も安い
人件費だけでなく、ロシアは物価も全体的に安いです。
なぜなら、ロシアの通貨ルーブルが弱いから。
通貨が弱い国は相対的に物価が安くなりますよね。
中国系の飛行機が安いのも同じ理由です。
4-3.モスクワへ行く人が少ない
アエロフロートが冬になると特に安くなるのは、やはり冬にモスクワへ行く人が少ないからですね。
真冬でも乗継だけなら全く問題ありませんが、モスクワへ行くとなると話は別ですね。
モスクワへ行く人が少ないので飛行機は座席が埋まりません。
そのため、思い切った価格戦略が必要となるのです。
特に乗継でロシアを経由しようとする場合、どうしても便利なのはヨーロッパなど北の方の国になってしまいます。
だって、日本からロシア経由でアジアや中東、北米へ行くなんて時間がかかるだけで意味がないですよね。
どうしても行き先はヨーロッパに絞られます。
否が応にも人気のあるヨーロッパ系の航空会社と競うことになります。
どうしてもインパクトのある価格が必要となってくるのです。
5.アエロフロートに乗るならデルタ スカイマイル アメリカンエキスプレスゴールドカードが絶対お勧め!
アエロフロートに乗るならデルタ スカイマイル アメリカンエキスプレスゴールドカードを作ることをお勧めします。
年会費は26,000円と決して安くはないですが、このカードは所持しているだけでスカイチームのエリートプラス会員になることが出来るんです!
スカイチームのエリートプラス会員なら、アエロフロートに乗るときはVIP待遇!
ツアーのような料金の安いエコノミークラスでも、下記のような特典を受けることが出来ます!
・ビジネスクラスカウンターでチェックイン
・プライオリティレーンの利用
・手荷物の優先取扱
・手荷物を規定量よりも1個余分に預け入れが可能
・ビジネスラウンジを本人と同行者一人が何回でも無料利用可能
・優先搭乗
・足元の広い座席を優先的に割り当ててもらうことが可能
・ビジネスクラスへのアップグレードの可能性増加
座席こそエコノミークラスですが、待遇は全てビジネスクラスと同等の扱いです。
ビジネスクラスとの料金差が20万円ほどあることを思うとこれ1枚あれば一回の旅行で元をとることが出来ます!
カウンターでスタッフに何かを尋ねる際も列に並ぶ必要無く、特別レーンで最優先対応というVIP扱い!
水戸黄門の印籠のような効力があるので、海外旅行に慣れていない人は特にお勧めです。
タイトルはプラチナカードを、となっていますがもちろんデルタゴールドカードもOKです!
恐らくどんな入会方法よりもお得だと思うので一度読んでみてください!
アエロフロートに実際に乗った様子は下記記事をどうぞ!
アエロフロートの魅力について、いかがでしたでしょうか?
是非お得で楽しい旅行にしてください!