名古屋で大人気のビストロダイアのランチに行ってきました。味よしコスパよしでなかなか予約の取れないお店です!この記事ではそんな素晴らしいランチを紹介します!
お店の外観と店内の雰囲気
お店の外観です。広小路新栄の交差点にあるお店です。駐車場がないですが、すぐ裏には有料パーキングがあるので安心です。
活きているオマールエビをその場で調理してもらえるらしい!
すごい!!って思う反面、悪趣味と思ってしまいました。
だってどんなに美味しくても、活きてるところ想像しながら食べたくないじゃん!
お店側は すごいだろ ってつもりなのかもしれませんが、発想が独りよがりで悪趣味です。
「いただきます」とは生き物から命を頂くという意味であり、食べる前に活きている姿を見ることに意味がある、とでも言うんですかね?
今回案内されたのはカウンター。
テーブル席は明るくて天井も高く、開放感がありとても気持ちいいです。
私が通されたカウンター席です。
全員が真剣なキッチン、目の前で料理が出来ていく様子はとても面白いですよ!
料理
本日お願いしたのは¥5,000のコース。
アミューズ二つ、冷前菜、温前菜、魚、肉、デザートのコースです。
蝦夷鹿、子羊とものすごく迷いましたが、結局は鴨にしてしまいました。
だって鴨だけ特にこだわってそうですから!
カトラリーはライヨールを使っていました。
パンの写真は撮り忘れてしまいましたが、全粒粉のパンとブラックオリーブを練りこんだフォカッチャの2種類。少し甘味があって全粒粉のパンがとても美味しかったです。
パンにつけるのは無塩バター、粗塩、オリーブオイル。
特にオリーブオイルは爽やかなフルーツのような風味でとても美味しい!
デザートは3種類から選択制
私が訪問したのが9月だったこともあり、桃は終わりがけ。
定番メニューのクレームダンジュより、季節感のある栗のフィナンシェでお願いしました。
北海道産ホタテとホッキガイのカクテル仕立て、レモンのエスプーマ
アミューズとして頂いたのがこちら。夏の前菜らしく、とても爽やかな仕上がり。ホタテやホッキガイや寒天を細かく刻み、上から爽やかなレモンのエスプーマをかけています。
北海道苫小牧産味平かぼちゃの冷製スープ、鳥取県産紅ズワイガニ
こちらはてんこ盛りにしたズワイガニをお皿にのせてサーブされ、目の前でスープを注いでくれて完成です。スープがすごく滑らか!味付けもカボチャの風味を生かした自然な甘さ。
北海道産新秋刀魚と焼きナスのマリネ、宮崎県産平兵衛酢のヴィネグレットソース
続いて冷前菜がこちら。
脂のたっぷりのったさんまを軽く薫製にし、焼きナスとあわせています。添えてあるのは細切りにしたビーツのサラダ。ヘベスというかぼすに似た柑橘の甘酸っぱいソース。
サンマは絶妙な火加減!生の身の美味しさと火を通した風味のよさをあわせ持つ美味しさ!ビーツのサラダもビネグレットソースは酸味が強すぎず美味しい!
兵庫県産ハモのベニエ、フレッシュトマトとバルサミコのソース
時期はほぼ終わりですがハモ。ビールを混ぜた衣で揚げてあります。ものすごく丁寧に骨切りをしてあり、ペロリと食べられます。ビールの衣は癖があるかと思ったらとても食べやすい。
フレッシュトマトはどこにあるのだろう?そう思ったら、この白い泡がトマトなんだって!トマトは裏漉しすると白くなるそうです。トマトは酸味を目一杯に引き出した泡です。緑色のバジルのソースとあわせて、ハモの天ぷらにアクセントを加えてくれます。
千葉県産キンメダイのポワレとハマグリ、ブールブランソース
魚料理は金目鯛。前述の通り、オマール海老には手を出す気になれず。
ブールブランソースとはバターと白ワインを惜しみ無く使ったソース。大粒のハマグリに、ポワレにした金目鯛。お皿の周りはドライトマト。
ソースが美味しく、ワインとバターの濃厚な風味が広がります。上にのっているのはクレソンでしょうか。僅かな苦味がソースとのバランスをとってくれます。
敢えて一つ言うならば食感でしょうか。この料理だけ食感が少なかった気がします。金目鯛はもっと強火で調理して皮をクリスピーにし、中を生に近く仕上げるとか?クレソンの半分を素揚げにしてパリパリ感を出してみるとか?なんとなく、他の料理に比べてこのお魚だけ食感が少なかった気がします。十分に美味しいんですけどね!
湧水と温泉水を飲ませた北海道滝川産スノーホワイトチェリバレー鴨のロースト
甘酸っぱいガストリックソース
お肉料理は鴨です。
鴨が驚くほどうまい!!肉がいいのもあるけど、火加減も絶妙!皮のパリパリ感と脂のジューシーさは最高です。ただ、ソースについては若干肉に負けているような。。。
バター香る栗のフィナンシェ、ジャスミン茶のムースとカシスのソルベ
フィナンシェはバターたっぷりで口にいれるとバターの香りが広がります。しっとりとした食感。ジャスミン茶のムースは真ん中。面白い盛り付けですね。こちらも風味を生かした味で○。カシスのソルベも酸味が強くきいていて美味しい。盛り付けもきれいで、満足できるデザートでした!
感想
きれいな盛り付け、絶妙な火加減、一つの料理の中で味や食感をうまくバランスさせています。内容としては非常に満足できるものです。
そしてコスパのよさに衝撃をうけます。本当にこんな値段でやっていけるのだろうか。
前菜500円、前菜500円、冷前菜500円、温前菜500円、魚料理1000円、肉料理1000円、デザート1000円 と換算して、ちょうどコースの料金と同じ5,000円です。5,000円という金額だけ聞くと高い気もしますが、内容をみると異常なまでに安いと思います。圧倒的なコスパもビストロダイヤの魅力の一つです。
メニューに北海道産が多いのはシェフの出身が北海道だから、とのこと。料理を食べると一つ一つかなり質の高い材料を使っていることがわかります。
ホールの雰囲気や料理の内容から、かなり女性受けのいいお店なので、デートにも使いやすいですね。
今回はテンポよくサーブしてもらったので店を出るまでで一時間ですみました。あまりゆっくりできないときでも使いやすいですね。
お店の情報
◆電話:052-934-1011
◆住所:愛知県名古屋市中区葵2丁目13-30 アマーレ葵1F
◆営業:[昼]11:30~14:00 L.O.12:30 [夜]18:00~23:00 L.O.21:00
◆休日:日曜日・第三月曜日
◆予算:[昼]¥2,000~¥2,999 [夜]¥10,000~¥14,999
◆評価:食べログ 4.01 食べログ2017Bronze
◆店舗の詳細な地図