LEDやエアコン、冷蔵庫など、省エネ家電に切り替えることで、家庭の電気料金を減らすために色々と工夫されている方も多いかと思います。電力自由化によって電気を買う会社を選ぶことが出来るようになった現在では、電力会社を変更することで簡単に電気料金を下げることが出来ます!今回はLOOOPに変更するメリットと方法について紹介します!
目次
1.電力自由化ってなに?
今までは住んでる地域によって、利用する電力会社が自動的に決められていました。
例えば
東京に住んでいたら東京電力
名古屋に住んでいたら中部電力
大阪に住んでいたら関西電力
といった具合に電力会社は決まっているのが当たり前。
でもよく考えると、これって不思議ですよね?
普通の買い物だったらどこのお店で買うとお得なのか、よく比べてからにしますよね?
それなのに、電気とガスだけは自動的に決まってしまうなんておかしくないですか?
それが 当り前 なので不思議に思いませんでした。
でも、それを見直そう、というのが電力自由化なのです。
電力自由化によって、お得な電力会社を自分で選ぶことが出来るようになりました。
2.電力会社を変えるためにはどんな工事が必要なの?
電力会社を変えるって何かすごく大変なことのように思えますよね。
今までの電気が使えなくなるのか
どんな工事が必要なのか
安心してください!
電力会社を変えても特別な準備は必要ありません!
初期工事も、特別な設備もなにも必要ないのです。
だから安心して自分にあった電力会社を選んでください!
3.電力会社を選ぶのは人気投票と同じ!
電力会社を選ぶのって、要は人気投票なんです。
お客さんに選ばれた電力会社は、お客さんが使った分の電気をどこかから「調達」する必要があります。
「調達」方法は電力会社によって異なります。自分の持っている発電設備から調達する会社もあれば、もっと安く電気を売っている別の会社から買ってくるところもあります。
電力会社によっては風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーをメインにしている会社や原子力発電所からは一切調達しない、という会社もあります。
電力会社がどんな方法で電気を調達しているのか、その割合を「電源構成」といいます。電力会社を選ぶということはその会社の電源構成に賛同する、という意味も含んでいます。
もちろん、電力会社によって電気料金は異なるので、安い電気料金なのか、高くても自分の理想とする電源構成を選ぶのか、自分の意思で選ぶことが出来るのが電力自由化のいいところですね。
4.原発反対派はどこを選べばいい?
例えば原発反対派の方なら下記の電力会社などはいかがでしょうか。
4-1.ENEOSでんき
90%が火力、5%がバイオマスです。もちろん電源構成に原子力は含まれていません。
4-2.東京ガス
100%が自社のLNG火力です。
4-3.昭和シェル石油
98%が自社のLNG火力、残りはバイオマスです。
4-4.大阪ガス
93%がLNG火力、残りが再生可能エネルギーです。
4-5.清水建設
100%再生可能エネルギーです。
ただし、個人では契約できないのが残念です。
電源構成に原発が含まれていない電力会社を選ぶことで意思を表明することが出来るし、それが世論となって大きな流れを生みだします。
例えば、電源構成に原発が含まれている電力会社が全く契約を取れなくなれば、会社は原発を採用しなくなりますよね。個人の選択が企業の行動を変えることにつながります。
もちろん、電源構成に原発が少なかったり、再生可能エネルギーが多かったりすると料金は多少上がります。ただ、ドイツなど風力発電や太陽光発電の活発な国では、値段が多少高くてもこういった再生可能エネルギーを利用する、環境意識の高い利用者が多いのが実態です。
5.電気料金がお得なのはLOOOP!
私が調べた中で、どんな利用者でも電気量気を削減できるのはLOOOPでした!
もちろん私も電力自由化が始まってすぐにLOOOPに乗換ました!
LOOOPってあまり聞いたことない会社ですよね。
LOOOPがどんな会社なのか、どれくらいお得なのか、計算してみたので紹介します!
もちろん、私はLOOOPの関係者ではないし、LOOOPから宣伝料をもらっているわけではありません。第三者としての公平な立場に居ますので安心して記事を読んでください。
6.そもそもLOOOPってどんな会社?
実はLOOOPの歴史は非常に浅く、2011年4月に出来たばかりです。
この年を忘れられない人は数多くいると思います。
そう、東日本大震災のあった年ですね。
LOOOPは創業者の中村さんが東日本大震災の被害を受けた、宮城県の石巻と気仙沼を訪れ、独立型ソーラー発電セットを無償で設置したことが発端となった会社です。
独立型ソーラー発電セットとは、電線から電気が来なくなった場合(系統停電)でもソーラーパネルからの電気だけで設備を動かすことが出来るようにするシステムです。
送電線がきれてしまったり、鉄塔が倒れてしまった被災地では電力網がいつ復旧するか目途が立たないため、まさに救世主のような存在ですね。
LOOOPは日本だけでなく、フィリピンの大型台風で甚大な被害を受けた地域に対しても独立型ソーラー発電セットを寄付しています。
私はこれらの話を聞いて、思わずこの企業を応援したくなった、というのもLOOOPを選択した理由です。
7.LOOOPと電力会社の電気料金の違い
中部電力とLOOOPで電気料金の比較をしてみました。
中部電力は契約アンペアによって違うので、アンペア毎に電気料金を分けています。
毎月の電気の使用量にかかわらず、LOOOPが常に優位であることが分かります。
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
中部電力の電気料金計算
◆基本料金
28.08 円 × アンペア数
40A:1123.20 円/月
50A:1404.00 円/月
60A:1684.80 円/月
◆電力量料金
最初の120kWhまで 20.68 円/kWh
120kWhを超え、300kWhまで 25.08 円/kWh
300kWhを超えた部分 27.97 円/kWh
LOOOPの電気料金計算
◆基本料金
なし
◆電力量料金
26 円/kWh
燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金については、どちらにも同じようにかかるため、省略しています。
8.LOOOPへの変更による年間利益金額
中部電力からLOOOPへ変更した場合、年間でどれくらいの利益があるかまとめてみました。
一般的に4人家族の一か月の電気使用量は約400kWhと言われています。
その場合何もしなくても年間で約6,000円の利益が出る計算になります。
300kWh以上は右肩上がりとなるため石油ストーブの代わりにエアコンを使う家庭やオール電化の家庭などはもっとたくさんの利益がでるのが分かります。
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
9.LOOOPに申し込む方法
LOOOPに申し込むための方法です。
9-1.Webフォームより申込
LOOOPに申し込むためにはWebからしか出来ません。
電話ではできないので注意が必要です。
また、検針票等に記載されている、お客さま番号が必要になります。
9-2.元の電力会社は自動で解約
LOOOPに切り替えるなら契約と同時に元の電力会社の契約を解除しなくてはいけませんね。でもLOOOPは自動で手続きをしてくれます。そのために申し込みの際にお客様番号が必要なのです。
LOOOPに申し込むだけで自動で切り替えをしてくれるので楽ちんです。
9-3.スマートメーターに切り替え
家の電力メーターをスマートメーターに切り替える必要があります。
スマートメーターにすることで、わざわざ検針にやってきて、一か月の電気料金を調べなくて済みます。もちろん、この工事も無料でやってくれます!
スマートメーターにする際には30分程度の停電が必要になので注意してください。
9-4.手続き完了!自動的に電力会社が切り替わります!
以上で全ての手続きが完了です。
契約開始日になったら自動的に電力会社が切り替わります。
とはいっても、何か目に見えて変わるわけではありませんので、本当に切り替わっているのかよくわかりません。
1カ月たてば検針票ではなく、webで電気料金を確認するようにメールが届くので、そこで初めて切り替わりを実感できると思います。
10.スマートメーターってこんなに便利!
スマートメーターとは家庭でどれだけ電気を使ったのか、計測するためのものです。
一部の家庭ではすでに導入されていますが、多くの家庭はこれから導入予定です。
国の政策として全ての家庭の電力計をスマートメーターに切り替えていく方針が打ち出されています。
スマートメーターに切り替わることで
・人手による検針が不要になる
・時間帯ごとの電力使用量が分かる
・ブレーカーが不要になる
下記はスマートメーターによる時間帯ごとの電力使用量のグラフです。
気温と電力使用量が表示されています。
どの時間帯に家に居て、どの時間帯に外出しているか一目瞭然です。
外出している時間帯の電力が冷蔵庫やその他の家電の待機電力ですね。
家に居る時間帯はほぼエアコンをつけていました。
見える化すると節約意識にもつながりそうですね。
いかがでしたでしょうか。
電力業界は激動の時代です。逆に言うと消費者にとってお得なサービスもたくさん出てきます。電力会社を賢く乗り換えて手軽に節約してみませんか?