この記事では引越し料金の価格交渉について書いています。
目次
1-3.値引きをすると手抜き作業になる?値段と作業は関係ありません!
2-1.比較サイトを使うことで営業マンへのプレッシャーをかけれる!
3-1.大幅な値引きを引き出すためにこちらが提示するべき条件!
3-2.営業マンも比較サイト対策はしている!こんな時どう対処すればいい?
1.引越し料金の基準
1-1.引越し料金は基準がない?だから基本は全て交渉!
これは業者の方も素直に教えてくれますが、引越し料金には基準がありません。
なぜなら、1つとして同じ条件のものがないからです。
そのため、全ての料金は営業マンとお客さんの条件次第になるのです!
だから引越しの際には絶対に交渉が必要になるのです。
基準がないから交渉が必要になります
1-2.引越し料金が高くなる要因を知ろう!
では引越し料金が高くなる要因はどのようなものがあるのでしょうか。
1-2-1.繁忙期
3月、9月は異動のシーズンなので、引越し業界はどこも人手不足。
説明するまでもないですね。
1-2-2.距離が遠い
これも説明するまでもないですね。拘束時間が長くなる。ガソリン代がかかる。
お客さんが自分だけで引越し作業出来ない距離なら業者に頼むしかないのが明白です。
こうなると営業マンも強気の対応です。
1-2-3.土日祝日の対応
当然、みなさん土日祝日にしたいですよね。
1-2-4.朝一番作業
ここからがポイント。みなさん、午前中作業を希望します。実はこれが引越し業者を苦しめているので料金が上がる要因になります。
1-2-5.荷物が多い
当然、荷物が多いほど料金が高いと思いますよね?
実は2トン車に入る量なら机ひとつでも部屋一つ分でも値段の差が付きにくいです。
1-2-6.2階以上の部屋
これは料金が上がる要因ですが、自分ではどうしようもないので諦めましょう。
引越し料金を安くするために1階に住む、というのはナンセンスですね。
1-2-7.大安
やはり大安を好む人は多くいます。
まとめ 料金に基準がなくても高くなる要因はあります
1-3.値引きをすると手抜き作業になる?値段と作業は関係ありません!
価格交渉をすると作業が手抜きになりそうだから、なるべく価格交渉をしない。と言う人がよくいます。
価格と作業品質は全然関係ありません!
もちろん個人店の様な、作業者が値段を決めているところは要注意です。
安い金額で作業をするのは嫌になりますよね。
でも企業は違います!
作業者はあくまで企業から給料をもらって作業をしています。
価格を決めるのは営業マンです。
安く請け負おうが作業者は知ったことじゃありません。
その仕事で損をしても、営業マンの責任であり、作業者には全く関係ないからです。
むしろ、20,000万円で業者にお願いするよりも、
15,000円で業者にお願いし、5,000円を作業者に渡す方が作業の質は上がりますよ!
だから安心して価格交渉をしましょう!
まとめ 価格交渉と作業の質は全く無関係!
2.引越し料金比較サイトを使いこなそう!
2-1.比較サイトを使うことで営業マンへのプレッシャーをかけれる!
引越しの見積もりには必ず比較サイトを使いましょう!
料金比較サイトからの申込であることは業者側にも伝わっています。
契約を逃した場合は、業者にとって営業マンが他社に負けたことが明白です。
営業マンにとっては物凄くプレッシャーがかかりますよね。
業者に対して単体で見積もりを依頼する場合、概算金額が知りたいだけなのか、本当に引越しをするつもりなのか明確ではないため、プレッシャーになりません。
例えば会社側が引越し代を負担する際に複数社の見積もりが必要な場合など、契約するつもりはないのに見積もりだけがほしい場合もあるのです。
まとめ 引越し料金比較サイトから申し込むと、営業マンにプレッシャーをかけれる!
2-2.比較サイトを使う上での注意事項
比較サイトから申し込むと、約30秒ほどで、携帯電話に電話がかかってきます。
およそ5~10社ほどから立て続けに電話が鳴ることだけ覚悟しておきましょう。
電話は「見積もりを取るために一度下見をさせてほしい」という内容です。
もし心の中で決めている業者がいるなら、本命ほどなるべく後にするとよいと思います。ある程度の価格が分かった上で交渉が出来るからです。
業者によってサービス内容が大きく異なるので、それぞれ確認したうえで納得できるとよいかと思いますが、その反面一日に多くの業者が下見に来ると疲れてしまいます。
2時間に1件くらいとし、3~4社とするのがよいかと思います。
まとめ 下見にくる引越し業者は本命+数社に絞るとよい
2-3.細かいサービス内容もちゃんと比較しよう!
細かいサービスは各社各様です。
例えばアート引越しセンターはエコ楽ボックスという独自の食器梱包箱があります。
食器の梱包が楽で便利という評価もあれば
ボックスが使いまわしなので衛生面に欠けるという評価もあります。
エアコンの脱着や家具の設置サービスなど選べるオプションの種類や料金も違います。
自分にとって必要なサービスを見極める必要があります。
基本料金が安くても、エアコンの脱着で合計金額が逆転する場合もあります。
まとめ 各社のオプションサービスもよく比較しよう!
3.必殺の価格交渉術!
3-1.大幅な値引きを引き出すためにこちらが提示するべき条件!
1-2.引越し料金が上がる要因の逆をすればいいわけです。
3-2-1.繁忙期を外す
これは自分ではどうしようもないので諦めましょう。
3-2-2.距離を近くする
不可能ですね。
3-2-3.平日対応にする
説明するまでもないですが、平日でも可という条件を提示できると値引き交渉の大きな材料になります。
3-2-4.作業時間はいつでもOKにする
実は夕方でも可という条件は非常に交渉大きい材料です。
引越しは意外に近距離のものが多いのです。
夕方からでも可 や 何時でも可 という条件が付くと業者としては売上を伸ばすチャンスになります。
午前に1件、午後に1件、さらに夕方にもう1件の仕事が出来るようになります。
夕方を受け入れてくれるお客さんは少ないので、業者側にしてみると人材・車の稼働率を上げることになるのでおいしい仕事なのです。
安い仕事を請けたせいで、高額の仕事を請けることが出来なくなると結果として売上を下げる要因となってしまいます。
しかし、高額の仕事に影響が出ずに売上を伸ばすことが出来るなら、赤字ぎりぎりの安い仕事でも営業マンは飛びついてきます!
業者に有利な条件を提示することで大幅値引きを狙いましょう!
3-2-5.荷物が多い
まず、絶対引越し業者に運んでもらう荷物を選びましょう。
例えば冷蔵庫、洗濯機、食器棚、テーブルセット、ベッド、洋服ダンス、棚などです。
ただしそれだけの荷物だと、最小サイズのアルミバン2トン車でも大きすぎます。
そこで余ったスペースで小物類や段ボールを無料で運んでもらう交渉です。
一軒全部の引越しではなく、契約は重量物や大物を運んでもらうだけとしながら、小物類や段ボールをおまけで運んでもらうという内容。もちろん、用意してもらったトラックに乗りきらなかった場合は自分で運ぶことになります。
ただ、このような契約にすることで業者側は2トン車から10トン車までどのトラックでも使うことが出来るようになります。業者にとっては当日10トン車にトラブルが出ても近隣で作業している4トン車が駆けつけることも可能となります。
基本的にどの引越し業者も、スペースに余裕があれば契約以外のものでも無料で運ぶと言ってくれました。
ただしハート引越センターだけは”契約外の荷物は空きスペースがあっても運ばない”と宣言しました。もちろん、その時点で営業マンには帰って頂きました。融通の利かない業者は後で揉めるので私は絶対勧めません。見積もりすら時間の無駄です。
このような例もあるので、無料でできる内容は事前によく確認しておくとよいです。
まとめ 業者に有利な条件を提示すると大幅値引きが期待できる!
3-2.営業マンも比較サイト対策はしている!こんな時どう対処すればいい?
3-2-1.うちで何社目ですか?
こちらの相場観を探るためによく言われます。
正直な回答をすればよいと思います。
3-2-2.今だけ価格
「今決めて頂けるならこの値段でやります」
営業マンからよく聞く言葉です。
相手としては比較による価格競争をしたくないでこのような文句がよく出ます。
そのため、即決してもらえるように思い切った値引きをしてくる場合が多いです。
非常に揺さぶられる言葉で、今決めてしまいたい気持ちになります。
でも待って下さい!
ここで決めたら、交渉でもなんでもありません。
業者からのファーストコール(最初の提示価格)は値引きを受け入れる前提の金額です。
業者側にも十分にメリットがある金額です。同じ金額は他社でも絶対出せます!
「○○という会社の営業さんと○時に約束していて、絶対に他社より安い金額を提示するから即決しないでほしいと言われているんです。でも御社にお願いしたい気持ちもあるので、○○社の条件を聞いた後で比較させてもらえないでしょうか」こう言えばみんな引きさがります。
3-3.値引が限界になると営業マンからでるサインとは?
1社目はしかたないとして、2社目以降は「前の業者は○○円という見積もりを頂きましたが、御社からはそれよりよい条件を頂けるでしょうか」と伝えるとよいかと思います。
伝える金額は正確でなくてもかまいません。
1社目から20,000円という見積もりをもらっているのなら、18,000円でもらっている、と伝えても問題ありません。無理なら相手が降りるだけなので。
相手が承諾する金額は、まだ限界ではありません(笑)
自分の提示額がまだまだ甘いと思いましょう。
業者間で徹底的に価格競争させましょう!
金額の限界に達すると営業マンからはあるサインが出ます!
そのサインとは下記の2点です。
①営業マンから笑顔が消える
②金額を上司に確認する
値引き上限を超えた金額を提示されると、面白いことに必ず営業マンから笑顔が消えるのです(笑)
これは引越しに限らず、家電や車など全てに共通します。
また、担当者の限界を超えると必ず上司に確認となります。営業担当者が即決できるのは会社にとって全く問題ない金額です。このレベルまで来ると最終段階でしょう。
最後には必ずこう言いましょう。
「後1000円引いてもらえたら今決断します」
4.私の引越しについて
4-1.50,000円が13,000円に!
私が引越しをした際の見積もりです。
少し見にくいですが¥50,000から¥13,000に値引きしてもらったのが分かるかと思います。もちろん、前述の交渉を駆使した結果です。
見積りの条件としては下記のとおりです。
・名古屋市内(10kmほど)の近距離引越し
・夫婦二人の2LDKから2LDKへの引越し
・土曜日の時間帯指定無し
・指定荷物の運搬が必須条件。空きスペースで段ボール箱などを無料運搬
4-2.実際の引越し状況について
当日の引越し屋さんが来たのは16時頃。
たまたま空きのあった10トン車(最大サイズのトラック!)で来てくれました。
16時から開始して周囲の養生(壁などの保護)をし、荷物の運び出し。
ものすごいスピードで荷物を運び出したかと思うと17時には運び出し終わっていました!
18時から運び入れを開始しましたが家具の据え付けも含めて19時前には終わっていました。外はすっかり暗くなってしまいましたが、それでも小物類を自分でせっせと運んでいたのがばからしくなるくらい早くて本当に驚きました!
夕方の引越し作業のデメリットは開梱作業の取り掛かりが遅くなることですね。でもそれさえ我慢することが出来れば非常に安上がりなので悪くない話だと思います。
5.お勧めの比較サイト
■引越し価格ガイド
引越し比較の大手、引越し侍の運営する比較サイトです。
おそらく面白CM等でみなさん耳にしたことがあるのではないでしょうか。
2130万件の紹介実績があり、240社以上の中から無料一括見積もり出来ます!
業者についても評価があったり、表示される目安金額も参考になるので分かりやすくてお勧めですよ!
■引越し達人
こちらも引越し比較の大手、株式会社グライトの運営する比較サイトです。
1分程度の簡単な入力で一括見積もりが可能です!
実は私が引越しをするときにはこちらを使いました。見積書の中に引越し達人と書かれていたのが分かるかと思います。
ニトリやコスモ石油などの優待が無料で受けれるようになる上に、引越し先でのインターネット加入などにより60,000円のお祝金が非常に嬉しいです!実際、私の場合は引越し代金の支払よりもお祝金で頂いた金額の方が多かったです(笑)エアコンの取り外しと引越し先での取り付けも引越し業者に依頼するよりもさらに安くできるため、一押しです!
■Home's引越し見積もり
参考までに賃貸情報で有名なHome'sの引越し比較を載せておきます。
目安として表示される料金が異常に高い金額であるため、比較サイトの悪意を感じます。
おそらく目安金額を参考に高値の契約となりがちで、比較サイト側が業者からの多額のキャッシュバックを得ているものと思います。
比較サイトならどこでもよいわけではない、といういい例になるかと思いますね。
まとめ 比較サイトにも特色があるのでよく検討が必要!
価格交渉については、下記の記事もどうぞ!