貧乏サラリーマンが贅沢な人生を満喫できる秘訣

アメックスプラチナカードと海外旅行に関するTIPSを盛りだくさんでお伝えしていきます!

伝説の料理人ポールボキューズのリヨン本店で味わうスペシャリテのフルコース!☆☆☆

日本でもその名を轟かせている、ポールボキューズ氏の本店に行ってきました!エリゼ宮で大統領にも捧げられたというスープを含む、ポールボキューズ氏のスペシャリテのフルコースを楽しむことができます!この記事ではそんなポールボキューズ本店について紹介します。

 

 目次

 1.ポールボキューズ氏について

 2.店舗情報

 3.ポールボキューズ本店の予約の取り方

 4.レストランの外観や雰囲気

 5.メニュー

 6.待望の料理

 7.感想

 

    

1.ポールボキューズ氏について

東京のメゾン ポールボキューズを筆頭に金沢のジャルダン ポールボキューズ、東京・名古屋・福岡のブラッスリー ポールボキューズと国内で7店舗を展開しています。そのため、日本でもポールボキューズ氏の名前を知っている方は多数いるかと思います。

 

数々の逸話でフランスでも伝説の料理人となっているポールボキューズ氏ですが、現在御年90歳を超えても現場に顔を出す精力的な方。つい最近も来日して数々のレストランを巡ったというのは俄かに信じがたいことです。

 

ポールボキューズ氏の歴史を振り返ってみると、1959年に33歳で実家のレストランを継ぎましたが、その2年後の1961年には国家最優秀職人賞を受賞しています。翌1962年にミシュラン2つ星を、1965年にリヨンの本店でミシュラン三ツ星を獲得して以来50年以上三ツ星を維持し続けています。もちろんこの記録はミシュラン最長であり、近隣のオーベルジュドリルをも上回ります。1987年にはフランスのグルメガイドであるGault&millau(ゴー・ミヨ)から「Chef of the Century」という今世紀最大のシェフとしての賞を贈られています。

 

地理的に近いこともあり、オーベルジュドリルの前オーナーのポール・エーベルラン氏とも懇意であり、現オーナーのマークエーベルラン氏がポールボキューズ氏の下で修行していたこともあります。

 

ポールボキューズ氏と言うと真っ先に思い浮かぶのはトリュフのスープですね。

自身の勲章授賞式で、大統領にささげたと言われるスープです。フォアグラテリーヌや牛ほほ肉、黒トリュフをダイスカットし、パイをかぶせたスープです。なんとスープ1杯で1万円もしますが、リヨンの本店で味わうことが出来ます。大統領にささげられた特別なスープだと思うと一度は飲んでみたいですね。

  

 

    

2.店舗情報

 

ポールボキューズの店舗情報です。

 

住所:50 Rue de la Plage, 69660 Collonges-au-Mont-d'Or, フランス

電話:+33-4-7242-9090

HP  :https://www.bocuse.fr/en/

場所:

 

地図を見て頂くと分かりますがリヨンの市街からかなり距離があります。

リヨン中心部から約10kmで、車で行くと20分程度です。

 

私はレストランまではレンタカーで行きましたが、 途中の道も細く、意外に渋滞するポイントがあるので時間には余裕を見ておくといいと思います。場所が場所だけにほとんどの人は車で来ているようでした。また、ポールボキューズのレストランからリヨンの街へ戻る道路にはオービス(速度自動取締機)があるので十分注意してください。

 

    

3.ポールボキューズ本店の予約の取り方

私はアメックスのコンシェルジュに予約を取ってもらいましたがお店のホームページから予約を取ることが出来ます。

 

Webから予約を取る方法はこちらです。不要な方はこちらからスキップしてください。

f:id:PlatinumLife:20170430132104j:plain

ホームページの「Paul Bocuse restaurant」をクリック

真ん中くらいにある、「Book a table」をクリック

 

f:id:PlatinumLife:20170430132343j:plain

そうすると、日付、人数、時間帯を選択することが出来ます。

時間帯をクリックすると次の画面に進みます。 

 

 f:id:PlatinumLife:20170430132350j:plain

名前、苗字、メールアドレス、電話番号の順番に入力します。

 

日本の携帯電話を入力する場合は

090-1234-5678 の場合 +81-90-1234-5678 となるのでご注意ください。

 

入力すれば予約完了です。

簡単ですよね!

 

季節にもよりますが大体1か月前なら予約できると思います。確実に予約をしたいなら3ヵ月前には予約することをお勧めします。夏場は人気も高いですが、私は9月の訪問に対して6月に予約をしても十分とることが出来ました。

 

    

4.レストランの外観や雰囲気

 

f:id:PlatinumLife:20170426213805j:plain

車で到着して、駐車場からレストランを見たところです。 

 

。。。この時点でちょっとびっくり。

 

1階部分はまともなんですが、どうしても視線は異様な雰囲気の2階部分へ行ってしまいます。まるで昭和のラブホテルのような外観に釘付け。

 

ちょっと趣味悪くないですか。。。?

 

f:id:PlatinumLife:20170426213840j:plain

駐車場からお店へ続く通路です。ここだけみるとオシャレです。

 

 

f:id:PlatinumLife:20170426213910j:plain

こちらは正面のエントランスです。やっぱり視線は派手な2階に釘付け。

 

f:id:PlatinumLife:20170426214004j:plain

レストランオープンの8時よりも早く着いてしまったため、一番乗りでした。

と思っていたら続々と人がやってきてあっという間に満席に。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211443j:plain

内装はこんな感じです。トラディショナルというのでしょうか。ただキンキラキンというか、やはり昭和の洋食レストランのように感じてしまい、私の好みには合いませんでした。

 

スポンサーリンク

   

    

5.メニュー

ポールボキューズのメニューです。

メニューは記念に、といって持ち帰らせてくれたので家でじっくり眺めることが出来ました。

 

表紙

f:id:PlatinumLife:20170501220037j:plain

サービスプレートと同じスタイル

 

一枚めくるとアラカルトメニューです。

f:id:PlatinumLife:20170501220139j:plain

 

続いてワインリストです。

f:id:PlatinumLife:20170501220234j:plain

Mathieu Vialはポールボキューズ本店のソムリエです。

彼のお勧めワインのようです。グラスも良心的な値段で出していますね。

 

次はコースメニューです。

f:id:PlatinumLife:20170501220226j:plain

肝心の値段が切れてしまいました。

Menu Bourgeoisは€225、Menu Classiqueは€165です。

 

そして注目のメニューです。

f:id:PlatinumLife:20170501220255j:plain

Menu Grand Tradition Classiqueは€260です。

 

Menu Grand Traditionは高く感じますが、

Escalope de foie gras de canard poelee, sauce passion :63

Soupe aux truffes noires :€85

Filet de sole aux nouilles Fernand Point :€82

Volaille de Bresse en vessie :€240

Selection de fromages frais et affines :€35

Delices et Gourmandises :€35 

アラカルトでオーダーする場合と比べて半額です。

 

トリュフのスープやブレス鳥など、スペシャリテばかりで構成されているこのコースは結構とお得だと思います。

 

もちろん、私の部屋のテーブルは全員このメニューを頼んでいました。

ポールボキューズのスペシャリテコースなので、そりゃそうですよね。

 

 

f:id:PlatinumLife:20170501220320j:plain

メニューの裏表紙はポールボキューズと今まで掲載されたミシュランガイドです。

改めてそのすごさが分かりますね。 

 

    

6.待望の料理

 

f:id:PlatinumLife:20170426211253j:plain

サービスプレートです。

ポールボキューズ氏がジッとこちらを見ているのもちょっと。。。

まるで「俺の料理を食べるために来たんだろ」と言われているかのようでした。(大げさ?)

 

f:id:PlatinumLife:20170426211344j:plain

アミューズとしてじゃが芋のスープです。

 

とても美味しいのですが若干塩味が強かったような?

 

f:id:PlatinumLife:20170426211531j:plain

Escalope de foie gras de canard poêlée, sauce passion

フォアグラのエスカロープ パッションソース添えです。

 

牛肉のフォアグラ添えのようなものかと思って食べてみると、真ん中の一番大きい塊がフォアグラでした^^;臭みの無いフォアグラの甘味と少しパンチのきいたソースがとてもよく合います。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211620j:plain

Soupe aux truffes noires V.G.E (plat cree pour l'elysée en 1975)

V.G.E.に捧げるトリュフのスープ(1975年にエリゼ宮にて)

 

V.G.Eとは当時のヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領のことです。

黒トリュフとフォアグラを小さくダイスカットして、たっぷりと出汁をとったものです。パイで蓋をしてあるためテーブルに運ばれても匂いは分かりませんが、スプーンでパイを崩すと途端にトリュフの香りが立ち上ります。突然トリュフの香りが部屋に立ちこめるので周囲の人が振り返るほどでした。

 

パイをスープに浸して食べます。中にはたっぷりの黒トリュフとフォアグラ。美味しくないわけがありません。ただ、量が多いのとかなり熱いので注意して下さい。

 

私たちは美味しかったので思わず食べてしまいましたが、このパイは全て食べてしまわないことをお勧めします。周囲の何人かがパイを残していて、もったいないなぁと思って見ていたのですが、理由はすぐに分かりました。

コースの量が多すぎるのです。前半飛ばし過ぎて後半に何も食べれなくなるパターンです。このスープの時点でも全体の25%に達していないと思った方が良いです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211707j:plain

Filet de sole aux nouilles Fernand Point

白身とパスタのクリームソース

 

白身魚(名前は聞き取れませんでした)とパスタをホワイトソースで包み、オーブン焼きにしています。実はこの料理、ポールボキューズの師匠のフェルナン・ポワンの料理です。

 

ただ残念なことにあまりにこってりとした料理で私たちの好みには合いませんでした。魚自体は美味しいのですが、バターをふんだんに使った(というよりは、入れ過ぎた)ホワイトソースはあまりにも重く、なるべくソースを避けて食べてもくどくなってきます。パスタもなぜこの料理に付け合わせる必要なのか理解できません。この一皿だけで全てをぶち壊します。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211751j:plain

Granite des vignerouns du Beaujolais

ボジョレーワインのグラニテ

 

すっきりとした赤ワインのシャーベットです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211842j:plain

風船のような状態で運ばれてきましたが、写真を撮るのが遅く、割られてしまいました。ナイフとフォークで切り開き、目の前でサーブしてくれます。

 

f:id:PlatinumLife:20170426211931j:plain

中からは鶏の蒸し焼きが入っています。一羽分を切り分け、野菜と黒米と共にサーブしてくれます。二人で注文しているので胸の部分がいいか、モモの部分がいいか聞いてもらえます。

 

f:id:PlatinumLife:20170426212031j:plain

Volaille de Bresse en vessie "Mère Fillioux"

ブレス鶏のヴェッシー(豚の膀胱)包み ソース・フルーレット

 

サーブしてもらったのがこちらです。

ポールボキューズのスペシャリテでもありますが、こちらもフェルナン・ポワンの料理です。

 

ブレス鶏とはフランス中東部のブレス地方で育てられる鶏で、世界一の鶏と呼ばれています。AOCという原産地統制呼称に定められていて基準を満たさないとブレス鶏を名乗れないそうです。

 

どのくらいすごいかというと、

・ブレス鶏を飼育するための必要面積は通常のブロイラーの20倍

・1件の農家が飼育できるのは500羽まで

 (ちなみに500羽を飼育するためには5000平方メートル必要です)

・ブロイラーと比較して、価格は20~30倍

・95%が国内で消費され、輸出されるのは5%

・日本に対しては毎週200羽ほどしか輸出されない 

という、希少な鶏です。

 

もちろん良好な条件で飼育された鶏は、これは本当にチキンなのか疑いたくなるほど美味しいです。まず肉の繊維自体がしっかりとしていて非常に味わい深いです。一口ごとに肉から旨みが溢れ出てきます。

 

鶏自体も美味しいのですが、やはり優れているのは調理法。

豚の膀胱で包むと聞くとぎょっとしますが、肉のうまみを逃がさないためのフランスの古典的料理法です。その他にもトリュフやワインなどを詰め込み味をしみ込ませることが出来るそうです。この調理法の欠点は内包物を直接見ることが出来ないので料理の難易度が格段に上がるそうです。火加減が難しくなるのでなかなかお目にかかることのない調理技法です。

 

モリーユ茸たっぷりのクリームソースをかけた贅沢な料理です。

(ちなみにモリーユ茸も100gで2,000円ほどする、超高級キノコです)

 

ブレス鶏とモリーユ茸という豪華食材をふんだんに使いながら、残念ながらお腹いっぱいな上に、やはりホワイトソースが油っこくあまりたくさんは食べられませんでした。せっかくの食材だけに非常に残念です。 

 

f:id:PlatinumLife:20170426212412j:plainSelection de fromages frais et affines "Mère Richard"

チーズセレクションです。

 

ワゴンサービスです。すごく色々な種類があって、きっとどれもすごいチーズなんだろうなと思いながら、何も食べられない状態です。

 

アラカルトでチーズセレクションを頼むと€35(税サービス料を入れると5000円以上!)と思うと絶対自分では頼まないですね。

 

f:id:PlatinumLife:20170426212504j:plain

私の頼んだチーズです。

セミハード系のものを中心にオーダーしました。年数が経っていてどれも美味しかったです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426212556j:plain

奥さんが頼んだチーズです。左側はフレッシュなヤギのチーズ。

手前はお店の人お勧めのハード系チーズ。真中がカマンベールです。 

 

f:id:PlatinumLife:20170426212223j:plain

チーズを食べ終わるとデザートがワゴンで出てきました。

好きなデザートを好きなだけ、というのがポールボキューズのスタイルのようです。 

 

f:id:PlatinumLife:20170426212317j:plain

こちらはアイスクリーム、フルーツ、ベリーのカクテルなどです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213035j:plainf:id:PlatinumLife:20170426212939j:plainこちらのワゴンはケーキの山。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213131j:plain

デザートワゴンではなんとベルナシヨンのチョコレートケーキも選ぶことが出来ます!

 

リヨンのベルナシヨンというと日本でも意外に有名で、検索をかけるとものすごくたくさんのページがヒットします。中でもこの花びらのケーキ「ガトープレジダン」は看板メニューともいえる逸品です。

 

ベルナシヨンは世界でもリヨンの1店舗しかないのに、なぜポールボキューズで味わうことが出来るか不思議ですね。実はポールボキューズの娘さんがベルナシヨンに嫁いだことからレストランでサーブされるようになったようです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426212748j:plain

 

私が選んだのはチョコレート。濃厚なチョコレートがぎっしり詰まったデザートです。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213510j:plain

こちらはクリームブリュレ。ポールボキューズのスペシャリテです。

 

スペインのクレマカタラーナをベースに、今の形にしたのがポールボキューズなんです。甘いカスタードクリームを焦がした、あの味です。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213226j:plain

こちらはもうひとつのスペシャリテ、ウアラネージュ。

 

メレンゲをカスタードクリームのソースであるアングレーズソースに浮かべたデザートです。何か特別なものかと思ったら、見た目通りの味でした。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213316j:plain

こちらはレモンのタルトとチョコのタルト。

 

どちらも見た目通りの味。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213414j:plain

もちろんガトープレジダンも頂きました。バニラビーンズがはっきりと見えるほどたっぷりはいったアイスクリームを添えてくれました。

 

f:id:PlatinumLife:20170426213607j:plain

こちらはワインにベリーを浮かべたカクテル。ワインはアルコールを飛ばしてあり、甘酸っぱいデザートでした。 

 

デザートについてはあまり三ツ星レストランの素晴らしさを感じることはありませんでした。一品一品、悪くはないのですがインパクトにかけるというか、「質より量で勝負」というスタイルが全面に出ていて残念でした。このスタイルが悪いというわけではありませんが、少なくとも私は好きでありません。

 

また、デザートで非常に残念なことがありました。

一組一組がワゴンで食べきれないほどのデザートを選択するのですが、案の定結構な量が手つかずで残ってしまいます。

一瞬の出来事ではありましたが、スタッフが手つかずのデザートをワゴンに戻したのです!

 

レストランとして、信じられますか?

ワゴンから離れて、客のテーブルに出したものを、再度ワゴンに戻すというとんでもない行為を。

 

美味しい美味しくない以前の問題ですね。非常に残念です。もう二度とポールボキューズの本店を訪れることはないでしょう。

 

 

f:id:PlatinumLife:20170426212842j:plain

最後にさらにプチフールを頂きます。

どうやら持ち帰りもできるようでしたが、頑張ってその場で食べました。

 

帰り際には キッチンも見せてもらうことが出来ました。ものすごく広いキッチンなのに整然としており、やはりこういうところはさすが一流レストラン何だと思います。

f:id:PlatinumLife:20170426213710j:plain

 

気になるお値段は¥66,628!!!

たっか!!!

 

もちろん、材料なども最上のものを使っているし3つ星レストランのスペシャリテのフルコースなので仕方ないんですけどね。

 

    

7.感想

私が今までいったレストランに比べて、残念ながら満足度が低かったです。

 

どちらかというと今までは先進的な料理のレストランが多かったのですが、ポールボキューズは完全なフランス伝統料理でした。もちろんオーダーしたのがグランドトラディショナルコースなのがいけなかったのかもしれませんが。

 

ただ料理は全体的に脂っこく、クリームやバターが多いので非常に疲れる食事でした。 

 

コンセプトとしてはたっぷりの量でゲストをもてなして、贅沢さや豪華さを見せ付けられる感じがあります。そういう、これでもかと言わんばかりに出てくる量がまた疲れる原因のひとつかと思います。全体的に残すことを前提とした量になっています。

 

デザートワゴンも非常に残念です。どれもまずくはないし、そこそこ美味しいのですが一品一品は印象に残るものではありませんでした。インパクトのあるデザートを出すことが出来ないからワゴンでごまかしている、という印象を受けました。

 

貧しかった時代の成金趣味的な発想でしょうか。これが受ける時代もあったとは思いますが、残念ながら今の時代にはあっていないように感じました。

 

少し辛口な評価になってしまいましたが、それでもやはりポールボキューズは伝説の料理人であり、みんなが一度はいってみたいと思うレストランであり続けると思います。

気軽に行ける値段ではありませんが、訪れるなら過度な期待を持たずに行くとよいかと思います。

 

アメックスコンシェルジュは本当に予約困難なレストランの予約できるのか

予約困難なお店や一見さんお断りのお店もアメックスプラチナカードなら予約が取れると噂されていますが、実際のところどうなのでしょうか。今回は私が予約困難だと思ったお店について、コンシェルジュに予約をお願いしてみたときのことを報告します。

 

 

目次

 1.コンシェルジュにレストランの予約をお願いする方法

 2.国内で予約の取れないレストラン

  カンテサンス

  日本料理 龍吟

  ナリサワ

  

  ete

 3.まとめ

 

    

1.コンシェルジュにレストランの予約をお願いする方法

アメックスのコンシェルジュはトラベル部、ライフスタイル部、クレジットカード部に分かれています。

 

この中でレストランの予約を行うのはライフスタイル部に相当します。

 

ライフスタイル部に電話をし、レストラン名、日時、人数を伝えると予約を取ってもらえます。

 

アメックスプラチナカードは旅行とエンターテイメント、レストランに強いと言われています。一流レストランで毎日アメックス会員専用テーブルを確保している、予約できないレストランでもアメックスのコンシェルジュを通してお願いしたら予約が取れた、などの話を聞ききます。

 

アメックスのレストランサービスを期待してプラチナカードに興味がある人も多くいるかと思います。実際のところ、アメックスのコンシェルジュがどこまで予約困難なお店で通用するのか試してみました。

 

スポンサーリンク

   

    

2.国内で予約の取れないレストラン 

    

カンテサンス

もう改めて紹介する必要がないくらい有名ですね。

食べログフレンチ部門で2位に大きく差をつけて、堂々の一位。

ミシュランも10年連続三ツ星です。

 

アメックスに予約をお願いしてみたところ

「まだお店の営業時間なので、このまま別回線を使ってお店に確認してみます」

とのことでした。 

 

要するに特別な待遇など何もなく、単純に予約の代行を行うとのことです。

 

    

日本料理 龍吟

ワールドベストレストランで2017年52位、2016年31位。

ミシュラン5年連続三ツ星

 

最高峰の和食として国内でも広く知られています。料理を最高の状態で味わってもらうために、写真撮影すら断られるほどらしいです。もちろんお店側も最高の体制で準備するので席数も24席とかなり限られています。

 

そんなお店なのでもちろん予約も争奪戦です。毎月1日に翌月分までの、2ヶ月分の予約を受けてもらえます。

 

アメックスのコンシェルジュに相談したところ、予約自体は代行してもらえるとのことでしたが、アメックスだから予約がとれるなどの特別な特典はありませんでした。

 

予約自体も当月はほぼ無理だけど、翌月分なら結構簡単に取れるとのこと。

 

アメックスのコンシェルジュを通すことのメリットとしては、予約受付開始の毎月1日11時30分と同時に予約を申し込んでくれるとのことです。例えばその時に仕事が入っていたり、忘れていたりするかもしれないところを会員に変わって確実に予約申し込みを行ってもらえます(確実に予約できるわけではありません)

 

うーん、ありがたい存在ではあるけど、事前にプラチナカードに抱いていた期待には届かないですね。。。

 

    

ナリサワ

ワールドベストレストラン2017年18位、2016年8位。

ミシュラン2つ星獲得。

 

世界からの評価が高いフレンチ料理です。

 

レストランの方針で代行予約自体を受け付けないとのこと。アメックスのコンシェルジュも例外ではなく、なにもできなかったです。

 

残念。 

 

    

ワールドベストレストラン2017年45位、2016年One to watchアワード獲得

 

一見の価値ありというone to watchアワードはお店にとって大きな宣伝になったことでしょう。

 

もちろんどの料理も美味しく、その中に大将長谷川さんの遊び心が多分に入っています。

 

ナリサワがだめなら、ということでお願いしたところ、こちらのレストランなら予約を受けることが出来ますとのことでした。

 

もちろん、予約を受けるだけで、何か特別な特典等はありません。

 

 

海外のレストランも含めてですが、アメックスはワールドベストレストラン掲載のお店を重点的にチェックしているようです。ミシュラン三ツ星でも名前だけで特定できないことがありますが、ワールドベストレストラン受賞店は名前だけで特定できるようでした。 

 

    

ete

2017年食べログシルバーアワードです。

 

渋谷にあるフレンチレストランです。

庄司夏子さんのお店で1日1組しか予約を取りません。

そのため予約を取ることが超難関。

 

しかもレストランの予約をできるのは隣接するケーキショップで購入された方のみだそうです。

 

コンシェルジュにeteの予約が出来るか確認をしたところ。。。

「eteというのはどこでしょうか、すぐに調べます」とのこと。

 

コンシェルジュといえども何でも知っているわけではないですね。

知らない時点で全く期待できませんね。

 

 

返ってきた答えはもちろんNo。

 

分かってはいましたが残念。

 

    

3.まとめ

いくらアメックスプラチナカードといえども限界はありますよね。

個人的にはその「限界」が事前の期待とかけ離れていましたが。。。

 

基本的にはアメックスプラチナカードのコンシェルジュだからレストランの予約が取りやすくなる、などといったことはほぼなさそうです。

 

ちなみに、赤坂の「松川」とか品川の「北品川」といった社用族が使う一見さんお断りのお店ならもしかしたらプラチナカードの威力を発揮するかもしれませんね。

 

レストランにアメックスプラチナカードの効力があるのはアメックスとレストランが提携しているから。そうでなければコンシェルジュはただの予約代行サービスです。 

 

 

シャングリラホテルゴールデンサークルポイントの価値はいくら?お得な使い方を徹底検証!

シャングリラホテルのゴールデンサークルのポイントはいったいどれくらいの価値なのでしょうか。お得に使える使い方を検証してみました!

 

目次 

 アワードポイントの獲得方法

 購入した場合のコスト単価

 ルームアワードとして使用した場合の価値

 世界のシャングリラでルームアワードとして利用する場合のポイント単価

 ダイニングやスパのバウチャーに交換

 ANAやJALのマイルに交換する

 ルームアップグレードに利用する

 お得に上級会員になる方法

 

    

アワードポイントの獲得方法

ゴールデンサークルのアワードポイントを獲得する方法は基本的にはホテルの宿泊やレストランの利用です。1USドルあたり1ポイントを獲得できます。

 

例えばシャングリラ東京のスタンダードルームに宿泊した場合、約60,000円ですから、1ドル110円と仮定すると約545ポイント獲得できるます。

 

他にも提携クレジットカードを作れば利用金額毎にアワードポイントを獲得することができますが、中国在住者対象のため私たちには難しいですね。

 

    

購入した場合のコスト単価

公式サイト上ではアワードポイント100ポイントを13USドルで購入することが出来ます。

 

1USドル=110円と仮定すると1ポイントあたり約14円のコスト単価ですね。

 

    

ルームアワードとして使用した場合の価値

例えばシャングリラホテル東京で換算してみます。

 

必要なルームアワードポイントと料金は下記の通りです。

 

部屋タイプ 公式サイト料金 一休料金 必要ポイント数 ポイント単価
 スタンダード  ¥62,500  ¥58,374  9,500  ¥6.6
 クラブルーム  ¥84,856  ¥84,456  14,000  ¥6.0
 エグゼクティブスイート  ¥117,148  ¥116,748  20,000  ¥5.9

 

ポイント単価を見ると恐ろしいほど衝撃的な結果ですね。


航空会社のマイルだとビジネスクラス、ファーストクラスの方がお得なため頑張ってマイルを貯めますが、ゴールデンサークルはスイートルームで使う方がポイント単価が下がるという残念な話。

 

公式サイト料金で比較した場合でポイント単価は約6.6円です。

しかもルームアワードでの宿泊では朝食なしという塩待遇!ジェイド会員なら朝食無料サービスがあるのでまだしも、一般会員は朝食だけで1万円です。

 

スポンサーリンク

   

  

    

世界のシャングリラでルームアワードとして利用する場合のポイント単価

シャングリラ東京で利用する場合のポイント単価は6.6円でしたが、世界のシャングリラでルームアワードとして利用するとポイント単価はいくらになるのでしょうか。

 

もちろん、ホテルによって必要ポイントは全然違いますしキャンペーンによってはより少ないポイントで宿泊することも可能です。

 

世界のシャングリラホテルは最も安い価格帯のコレクションAから最も高い価格帯のコレクションGの7段階に分けられています。ちなみにシャングリラ東京はコレクションFに分類されており、上から2番目の価格帯です。世界の中でも有数の高さなんですね。

 

一番安いコレクションAに分類されるシャングリラ唐山はスタンダードで1000ポイントで宿泊可能ですが、現金で支払っても¥8,300です。ポイント単価は8.3円

 

逆に一番高いコレクションGの シャングリラロンドンはスタンダードで20,000ポイントで、現金だと¥61,962です。

何と衝撃の3.2円!!

せっかくのポイントを無駄遣いしているとしか言えませんね。 

 

    

ダイニングやスパのバウチャーに交換 

ルームアワード以外の方法としてダイニングやスパで使えるバウチャーに交換することが出来ます。

 

飲食バウチャーは500ポイントを50USドル相当のバウチャーと交換できます。

この場合の単価は1USドルを110円とすると約11円です。

 

同様にスパバウチャーは1000ポイントを100USドル相当のバウチャーと交換できるため単価は約11円です。

 

ルームアワードよりもはるかに高単価ですね!

 

ただし、利用できるのは本人またはアワード交換グループに登録された家族に限定されるため注意が必要です。

 

    

ANAやJALのマイルに交換する

ゴールデンサークルアワードポイントをANAやJALのマイルに交換することもできます!

 

交換単位は2500ポイント以上を500ポイント単位で1ポイント1マイルの交換比率です。

 

マイレージマイルは単価2~3円と言われていますのでポイント単価は約3円でしょうか。

 

最低利用単価が高いのが少し使いにくいですが、それでも近くに利用できるホテルがない方にはありがたい制度ですね。

 

    

ルームアップグレードに利用する

アワードポイントをルームアップグレードに利用することが出来ます。スタンダードルームを予約した場合にホライゾンクラブ、またはエグゼクティブスイートにアップグレードするために必要なポイント数です。

 

もちろんホテルのクラスによって必要なポイント数は異なりますので、シャングリラ東京を例にアップグレードに利用する場合のポイント単価をみてみます。

 

部屋タイプ 公式サイト料金 スタンダードとの差額 必要ポイント数 ポイント単価
 スタンダード  ¥62,500  - - -
 クラブルーム  ¥84,856  ¥22,356  5,000  ¥4.4
 エグゼクティブスイート  ¥117,148  ¥54,648  9,500  ¥5.7

 

ポイント単価は高くても5.7円と、全額ポイントでルームアワードよりも悪くなりましたね。

 

非常に残念な話ではありますが、あまりお得な使い方ではないようです。

 

いつもの料金でスタンダードルームに泊まってる人が余ったポイントでアップグレードしてもらえてラッキーと思う程度ですね。

 

この使い方がお得だから、アップグレード目指して頑張ろう、とはなりません。

 

    

お得に上級会員になる方法

実はシャングリラ東京は世界でも上から何番目という高級ホテルです。それを基準に10泊でジェイド会員、25泊でダイヤモンド会員と思うととんでもない金額がかかります。

 

1泊を60,000円としても、ジェイド会員になるために60万円、ダイヤモンド会員になるためには150万円かかる計算になります。

 

先にも話しましたが実は中国にあるシャングリラホテルは日本のビジネスホテルのような感覚で宿泊できます。

 

唐山のシャングリラなら8,000円で宿泊できることを思えば、ジェイド会員でも80,000円、ダイヤモンド会員なら20万円で達成できることになります。

 

後少しで次のランクに到達できる、という方は試してみるのもいいかもしれませんね。

 

ゴールデンサークルの上級会員の特典についてはこちらをどうぞ

シャングリラホテルの上級会員用ステータスキットが届きました!

 

なぜ上級会員にこだわるかというと、ゴールデンサークルの上級会員はスターアライアンスのゴールドメンバーが簡単に取得できるからです!そう思うと憧れのシャングリラホテルに泊まってみたくなりませんか?

アメックスプラチナカードでスターアライアンスのゴールドランクを取得する裏技!

 

いかがでしたでしょうか。是非シャングリラホテルをお得に利用してください!

 

広告