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XL規格のタイヤは空気圧に要注意!注意点と計算方法について

タイヤを自分で選ぶとXLと書かれているのを見かけたことがあるでしょうか。XL規格のタイヤを選ぶときには空気圧に注意が必要です。注意点と計算方法を紹介しますので参考にしていただければと思います!

 

 

そもそもXL規格とは

純正のタイヤを使用している場合はよほど問題ありませんが、自分でタイヤを選んだり、ホイールサイズのインチアップをしたりするとXL規格のタイヤとなっている可能性があります。

 

ここで出てくる「XL規格」とは「エクストラロード規格」と呼ばれているものです。

 

日本のタイヤの流通規格であるJATMA規格やヨーロッパ内での流通規格であるETRTOスタンダード規格に対して、より空気圧を高めることが可能である規格がエクストラロード規格(ETRTO REINFORCED規格も同様)となっています。

 

日本で販売されているタイヤでもたまに見かけますが輸入タイヤなどはXL規格になっていることがあるので要注意です。

 

XL規格の一番の特徴は高負荷に耐えられる仕様となっています。タイヤの内部構造を強化してあるため、Std規格よりもタイヤの空気圧を高めることができ、より耐荷重を高めることが可能です。

 

例えば、私のRXには下記のタイヤを選んだのですが、タイヤサイズの後ろに XL と書かれているのがわかるかと思います。

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XL規格タイヤの特徴

XL規格とStd(スタンダード)規格のタイヤでどのような差があるでしょうか。

 

大きな特徴が3つあります。

1.同じ空気圧の場合、XL規格のタイヤの方が負荷荷重が小さくなる

2.同じ負荷荷重を出すためにはXL規格の方が空気圧を高くする必要がある。

3.XL規格はStd規格よりもタイヤの空気圧を高くすることができ、空気圧に比例して負荷荷重も大きくなる。

 

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1.同じ空気圧の場合、XL規格のタイヤの方が負荷荷重が小さくなる

これは意外に思う人が多いかもしれません。

 

同じ空気圧ではXL規格のタイヤはStd規格のタイヤよりも負荷能力が低くなってしまいます。

 

つまり、XL規格タイヤを使う場合には、規定通りの空気圧を入れていたとしても負荷能力不足になってしまうんです。

 

2.同じ負荷荷重を出すためにはXL規格の方が空気圧を高くする必要がある。

これは1番とおなじことなのですが、XL規格のタイヤの方が同じ空気圧の場合、負荷能力が低いので、負荷能力を同じにするためには空気圧を上げる必要があります。

 

ではどこまで空気圧をあげればいいのか、これは計算が必要です。

 

計算といっても非常に簡単なものなのでやり方さえ1度覚えてしまえば簡単なものと思います。

 

3.XL規格はStd規格よりもタイヤの空気圧を高くすることができ、空気圧に比例して負荷荷重も大きくなる。

これは最初に述べたように、タイヤの強度の違いからタイヤの空気圧をStd規格以上に高くすることができる、ということです。

 

逆に空気圧を上げなければ能力が発揮されないので注意が必要です。

 

空気圧と負荷能力の対応表

下記サイトではどれくらいの空気圧を入れればどれくらいの負荷能力があるのか、 タイヤのサイズごとに記載されています。非常にわかりやすいので是非ご参考ください。

 

tire.bridgestone.co.jp

 

 

必要な空気圧の計算方法

その車にとって最適な空気圧がどれくらいであるかはそれぞれの車に記載されています。その情報から計算をすることになります。

 

1.最適空気圧を確認

 

2.最適空気圧の時の負荷能力を確認

 

3.最適負荷能力を発揮するために必要なXL規格タイヤでの空気圧を確認

 

という流れになります。

 

例えば私が乗っているRXなら運転席のドアを開けたところに標準タイヤ空気圧の表示がしてあります。

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1.最適空気圧を確認

 ⇒Std規格のタイヤで 235/55R19 で 230kPa となっていることがわかります。

 

先ほどのリンク先からタイヤサイズと空気圧を選べば、負荷能力がわかります。

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2.最適空気圧の時の負荷能力を確認

 ⇒235/55R19 で 230kPa の場合、負荷能力は 780kg であることがわかります。

 

3.最適負荷能力を発揮するために必要なXL規格タイヤでの空気圧を確認

 ⇒780kg を超える負荷能力のうち、一番近いものは 240kPa であることがわかります。

 

つまり私が新しく取り付けた105 XLのタイヤを取り付ける場合、標準タイヤよりも10kPa高めの圧力にする必要があることがわかりました。

 

 

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XL規格タイヤの空気圧の注意事項

XLタイヤの空気をいれるときには入れる時にいろいろと注意が必要です。

 

空気を入れる時は温度に注意

長距離を走行した後に空気を入れる場合は注意が必要です。

 

道路との摩擦熱によりタイヤの温度が上がっており、熱でタイヤ内部の空気が膨張してしまうのです。そのため空気圧が実際よりも高めに出てしまいます。

 

また、冬場では同様に気温が低くなるため、タイヤ内部の空気が冷えて体積が小さくなり、空気圧が下がります。

 

逆に夏になると気温が高くなり、冬場でちょうどよい空気圧があがることになります。

季節の変わり目には空気圧をチェックするのがいいと思います。

 

タイヤの空気圧が低いと

タイヤの空気圧が低い場合、多くのデメリットがあります。

中でも一番はタイヤが破裂する危険です。

 

自転車のパンクを想像してもらえばわかりやすいかと思いますが、空気圧が低いと抵抗が増えるので燃費が悪くなり、乗り心地が悪くなり、ハンドルも利きにくくなります。

 

空気が低くても全くいいことがありませんので十分注意が必要と思います。

 

タイヤの空気圧が高いと

タイヤの空気圧は高めにしておくといいのでしょうか。

 

タイヤの空気は徐々に漏れていくことから、多少高めにすることで大きなデメリットはありません。

 

ただし、空気を入れすぎるほどタイヤは円形に近くなるため、地面との接触面積が減ります。これにより、燃費は向上しますが、ブレーキの利きが悪くなります。タイヤの中央部がすり減りやすくなるので注意が必要です。

 

 

車重と負荷能力の関係

レクサスRXですが車両重量は2150kgで、5人定員のため車両総重量は2425kg

(2150kg + 5人 × 55kg)

 

それに対して、タイヤの負荷能力は780kg×4で3120kg

 

車両重量に対する安全率では約1.3倍です。

(3120kg ÷ 2425kg ≒ 1.29)

 

同様にレクサスGSで計算してみると約1.4倍です。

(685kg × 4本 ÷ 1925kg ≒ 1.42)

 

大体この辺りが安全率としてみられているのでしょうね。

 

タイヤを選ぶときの参考にしてください!

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