名古屋市東区にある、ラ・グランターブル ドゥ キタムラでランチを頂きました。なぜ店名をグランドテーブルキタムラとしてくれなかったのか、フランス語読みは慣れてないのですごく疲れます。店名はさておき、さすが三ツ星レストランで修業しただけあって料理は盛り付けもきれいで美味しかったです!この記事ではその内容を報告します!
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目次
1.店舗の概要
ラ・グランターブル ドゥ キタムラのオーナーシェフ北村竜二氏はスイス三ツ星レストラン「ジラルデ」の副料理長を10年も務めあげた凄腕シェフ!帰国後はミクニナゴヤの料理長を務めた上で最終的には自分のお店としてラ・グランターブル ドゥ キタムラをオープンしたとのことです。
とても面白いのがリピーターには同じ料理を出さない、という哲学をもっているそうです。そのため、みんなと一緒に食べていても○○さんは過去にこの料理を食べているので違う料理を、といったように出してもらえるとか。どこまで記録されているのか分かりませんがすごいことですね。
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2.私の一押しポイント
ラ・グランターブル ドゥ キタムラはメニューが毎日変わるからなのか、 4種類のコース(平日限定4,200円、5,500円、8,500円、10,000円)の内容が明記されていません。どのコースがお得なのか、比較が出来ません。
4,200円のコースから5,500円のコースに変えることで、2種のケーキのデザートがワゴンサービスへ変わることと前菜が一つ増えるので4,200円よりも5,500円を選ぶ価値はあるかなと感じます。
ただし、料理はどのコースを見ても共通のものが多かった上に、パンも美味しくて結構おなかが膨れます。人によっては4,200円でも十分かと思います。
予約する際に明るめの席、と希望することを強くお勧めします。
私が訪問した日は晴れていますがレストラン内は照明が全体的に暗く、窓の無い壁際の席は悲惨なまでに暗く見えました。私たちはたまたま中央の席を頂くことができ、天井から採光されており明るかったのですが、壁際の席だとしたら料理のおいしさも半減です。
3.お店の場所
名古屋市の東区白壁のすぐ近く、主税町にあります。どの駅からも均等に遠いので車がお勧めです。
お店の目の前の道路はこんな感じで、本当にこの先にお店があるのか不安になってしまいます。
知らないと通り過ぎてしまうので注意が必要です。
駐車場は20台分用意されており、便利です。それでも12時過ぎには満車になりますので早めに到着されることをお勧めします。
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4.外観や店内の雰囲気
入口から見てみましょう。
お店の入り口です。立派な門構えではありますが、店名も大きく表示されているわけではないので知らないと通り過ぎてしまいます。
門をくぐった先です。整えられたお庭に迎えられます。
ただ、櫓心祜とちがって周囲の建物などが結構気になりました。
本格的な古民家と違って、無理やり古民家を残しています、というイメージ。
テーブルに案内されるまではロビーのソファーで待たせてもらえます。結婚式のときには右手奥のカウンターでウェルカムドリンクを頂けるようです。
キタムラのクッキーやケーキをお土産に購入することが出来るようです。しっかりしているのに値段も安くて、良心的です。
クッキーの奥にはシャトー・エストゥブロンのオリーブオイルも!こちらもかなり良心的な価格です!
案内されたテーブルの様子。 窓側です。
入り口側のテーブルの様子です。生ハムは1000円で薄切りにしてサーブしてもらえるようです。
5.おすすめのメニュー
今回お願いしたのは5,500円のランチコースです。
ドリンクのメニューです。ただ、周囲を見てみると頼んでいる人はいませんでした。
ワイン用の葡萄で作ったジュースって多分これでしょうね。お店で飲むとやっぱり少し割高なのはしょうがないですね。結構美味しいのでおすすめですよ。
カクテルが美味しいって聞いていたのでノンアルコールカクテルをオーダーしてみました。頂いたのはこちらのクランベリーをベースとしたカクテル。変な甘味もついておらず、爽やかで美味しいです。
メニューです。メインのみ選択制となっています。
パン。5種類くらいあってどれもすごくおいしかったです。もちろん全部自家製とのこと。白パンは小麦の甘さが出ていておいしかったです。
バターは無塩でした。ミルク感がたっぷりですが、発酵バターのようなコクはなかったので四つ葉でしょうか。
ウェイターさんにどこのバターか尋ねても、ウェイターさんも知らないとのこと。自分のところで使っているバターを知らないなんて、今までいったレストランで初めてでした。確認します、と言っただけで最後まで教えてもらえることはなかったです。
玉ねぎのキッシュ。玉ねぎの甘さとバターたっぷりの生地。他のフレンチと比べるとどちらかというと味付けはあっさり気味。量も少し。もっと欲しいと思わせられるところが口取りとしていい仕事をしています。
じゃが芋の冷製ポタージュと蟹身を忍ばせたコンソメのジュレ。
こちらもあっさり。底の方からジュレがでてきます。ジュレもポタージュもあまり塩味をきかせておらず、素材の味を楽しめます。
北海道産甘エビと兵庫県産蛍烏賊、カナダ産オマールエビのタルタルを飾ったくすくすのサラダ仕立て
魚介類も臭みがなくておいしかったですが、魚介類の味を引き立てるソースがとても美味しかったです。
知多半島沖の天然鯛のグリル、高知県産米茄子のフリチュールと共に”磯の香りの漂う”ソース・ブイヤベース
鯛も脂があって美味しかったですが、ナスのフリチュールがとても甘味が出ていました。フリチュールとはフランス料理のフライです。スパイスのきいたブイヤベースがアクセントとなって鯛とナスを引き立ててくれます。
カナダ産オマール海老のロースト
海老の味もミソも濃厚で美味しかったです。妻がどのようにほぐそうか手をこまねいているとウェイターさんが気付いてほぐしてくれました。サービスレベルの低い方が目につく一方で、そういう気の効く方もいるんだなと感心しました。
豊橋の内田ファーム産ウズラのロースト
私の頼んだウズラです。脂たっぷりの若鳥でとても美味しい!鳥の脂で緩みがちな味をペッパーソースで引き締めてくれます。上に乗っている黒く縮れた塊は500円で追加してもらったフォアグラ。下処理をしっかりしていて、臭みもなく美味しかったです。
ミカンのシャーベット
アヴァンデセールで頂きました。変な味付けをしておらず、ミカンだけの素朴な味です。
デザートのワゴンサービスです。
メニューでは特性デザートと書いてあったので少し期待したのですがただの盛り合わせで少しがっかりです。
とはいえケーキ自体はどれも美味しかったです。パティスリーとしてお店を出しても十分人気が出るほどの味です。ワゴンサービスとして出てくるので何種類でもお願いすることが出来ます。そういう意味ではコスパは悪くないと思います。周りの人は全種類オーダーしている人もいました。
3個しか頼まなかったのでウェイターさんが、もういいの?という顔を一瞬しました。私は味と量が想像できなかったので少なめに頼んでしまいましたがこの味とこの量なら倍は食べれたかもしれません。
左上がココナッツのムース、左下がチーズケーキ、右上がキャラメルのムース
チーズケーキは濃厚なチーズの味、キャラメルはビターなキャラメルの味、ココナッツは柔らかな風味。どのケーキも素材の味をしっかりと主張しており、それでいて甘くどさがないのでとても美味しかったです。多分普通のお店ならどれか一つだけでも店の看板商品を張れるくらいです。
上がレモンのシブースト、下がコーヒーとチョコレートのタルト、右がチョコレートとフランボワーズのムース
妻の頼んだケーキです。私のと同様にどれも美味しく、正直どれが一番か決めることが出来ないくらいでした。
最後のプチフールです。
若いウェイターさんがサーブしてくれましたが、「失礼します」とだけ言って料理名も伝えず皿だけ置いて去って行ってしまいました。
思わず妻と二人で顔を見合わせ、えー!?となってしまいました。
今日日、ラーメン屋でも料理を出すときには料理名を伝えることを思うと、驚きの対応です。その程度のサービスでサービス料を取られるくらいなら回転寿司のようにベルトコンベアーでサーブしてもらった方がいいです。
ぼそぼそとしゃべる方も多いし、走るようにしているスタッフも多く、あまり心地よい空間とは思えません。
ウェディングレストランとしてもよく使われるようなので、その対応が抜けていないのでしょうね。レストランウェディングだとパーティーがメインであって、サービスは表にでないようにさりげなく行われるのが望ましいです。でも料理を楽しむ場面でそのサービスは明らかに間違っています。手を抜いている印象が拭えません。
料理が美味しいだけにサービスが全てを台無しにしていてとても残念です。
もちろん、そういうことをあまり気にしない方なら全然問題ないと思いますが。
お土産に頂いたパンです。
どのパンも美味しかったので嬉しいです。前日の残りかもしれないし、ちょっとしたサービスなんですけど、それだけのことで結構好印象になったりしますね。
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6.お得に楽しむためのコツ
おすすめなのは一休です。
日付は限られてしまいますがランチで5,500円のコースが5,000円となる日があります。
さらに、ハピタス経由で申し込めば1.6%分のポイントバックです。
7.店舗の詳細情報
◆電話:050-3731-6421
◆住所:愛知県名古屋市東区主税町4-84
◆営業:[昼] 11:30 ~ 15:30 [夜] 17:30 ~ 23:00
◆休日:不定休
◆予算:[昼]¥6,000 [夜]¥15,000
◆店舗の詳細な地図
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