世界No.1評価を受けるシンガポール航空がなんと衝撃の価格でビジネスクラスセールを行いました!!航空運賃って思いっきり需給連動するので面白いですよね。
- 衝撃の運賃価格!!
- 運賃の詳細について
- 安いのはSQ621便だけ
- ビジネスクラスの予約クラス
- シンガポール航空のマイルはどこにつけるとお得?
- 復路運賃
- 特別セール運賃の総額
- エコノミークラスと比較してみるとお得さがよくわかります
- 私なりの考察
衝撃の運賃価格!!
シンガポール航空が10連休のゴールデンウイークに差し掛かる日程でビジネスクラス9万円という衝撃の価格を出しました!
実はこの日程、マイルでもビジネスクラスのセーバークラスがずっと埋まらずにいて魅力を感じてチェックをしていた便です。
シンガポール航空のビジネスクラスといえば世界でもNo.1評価を立て続けに受け、シンガポール航空の拠点航空であるチャンギ国際空港は同様にNo.1の評価を受けています。
植物園のジュエルも完成したばかりであり、もう最高の旅行になること間違いなしですよね!
運賃の詳細について
それでは運賃の詳細を見てください!
この運賃の場合、出発は関西国際空港(IATA:KIX)5/3の金曜日の朝、シンガポールのチャンギ国際空港(同SIN)出発は5/8の水曜日です。
日本到着は5/8水曜日の夕方となるので、5/6(祝日・月)、5/7(平日・火)、5/8(平日・水)というカレンダーを考えると通常の人は2日、もしくは3日間会社を休まなくてはいけません。
4/28出発、5/5到着の場合44万円です。
5/3出発、5/8到着の場合9万円となります。
私の場合だと夫婦二人+幼児1名なのでその差額は74万円です。
(35万円×2 + 3.5万円×1)
私は家族の都合上で利用できませんが、有給休暇を2日とるだけで74万円もの差が出るなら私ならためらわずにとります!
まぁ現実を言うと最高値の値段で航空券を購入することは私の性格上ありえないので、この説明自体が詐欺師の手口なんですけどね。でもそれだけお得な運賃なんだよって自分に言い聞かせたいじゃないですか(笑)
安いのはSQ621便だけ
見ていただくとわかる通り、安いのはSQ621便だけです。
KIXを夕方発なので出発は無理がないのですが、チャンギ到着は23時です。
シンガポールとの時差は1時間なので現地到着は日本時間の24時で、フライト時間は約7時間弱です。
現地到着後に入国審査、ホテルまでの移動を考えるとホテルチェックインは日本時間の25時~25時半、就寝時間は日本時間で深夜2時になるかと思います。
この日の宿泊は空港ホテルとし、ビジネスクラスなのでフライト中に横になって寝れるとしたとしても、小さな子供には体に無理がでるスケジュールになってしまいますね。
ビジネスクラスの予約クラス
ビジネスクラスの運賃規定上はビジネスLITEというクラスになります。
(ブッキングクラスは未確認です)
変更は2万円で可能ですがキャンセルができません。
このあたりも、旅行の直前で体調を崩しやすい子供などは向かないですね。
現地の滞在は2日以上30日以下となるため、打ち合わせなどでのビジネス利用には向かない可能性がありますね。
シンガポール航空のマイルはどこにつけるとお得?
KIX~SINの区間マイル数は3,046マイルのため125%マイル付与の場合3,807マイルとなります。往復のフライトで約7,600マイル獲得できます。
シンガポール航空の場合、特典航空券の最低利用マイルは国内線片道、もしくは日本~韓国の片道区間エコノミークラスで12,500マイルが必要となります。
私はアメックスプラチナやSPGのポイントからシンガポール航空のマイルへ交換することができるのでシンガポール航空のマイルをもらったとてしても使い切ることができます。
実際に私は2018年の年末にシンガポール航空のマイル(アメックスのポイント)を不必要に大量消費してビジネスクラスを取るというとんでもない愚行をしてしまいましたが。まぁこの時は後悔しかありませんでしたが、その後シンガポール航空のマイルで面白い事実を発見しました。その話は近々アップする予定です。
ただ、一般的に需要の低いマイルとなると思うのでその場合は同じスターアライアンスであるANAに付与するのがよいと思います。
ANAならトクたびマイルの場合、片道3000マイルで利用できます。
そのため、シンガポール航空のビジネスクラスに9万円で乗るだけで、ANAのトクたびマイルが2回分無料でついてくることとなります!!
そう考えるとめちゃくちゃお得ですよね!!
復路運賃
復路便では安いのはSQ620便だけとなっています。
SIN発8:30でKIX到着16:10です。
日本時間の16時はシンガポール時間の15時のため、昼間だけのフライトとなります。
子供にとっても体は楽なフライトなのでありがたいですね。
復路便でも条件は往路と同じです。
ちなみにLITEでもSTANDARDでもFLEXIでも、すべて同じビジネスクラスです。
機内食や座席、機内での過ごし方や待遇などは、LITEとFLEXIでは差がありません。
差が出る部分はマイルの付与率や予約の変更・取消、現地の滞在日数制限などです。
例えばLITEの場合、現地での滞在日数が30日以下であるため、31日以上滞在したい場合はSTANDARDやFLEXIを選択する必要があります。
特別セール運賃の総額
今回の特別セール運賃は大人1人で88,180円です!!
幼児の場合は8,820円です。
幼児運賃は大人運賃が値上がりすると連動して値上がりしてしまうので注意してください。
大人の航空券で往復ともにLITE、STANDARDが売り切れてしまった場合には、大人がLITE運賃の航空券を持っていたとしても幼児航空券は大人のFLEXI運賃の10%として産出されます。
この場合だと29,520円です。
(8,820円+10,350円×2)
エコノミークラスと比較してみるとお得さがよくわかります
今回のこのビジネスクラスの特別セール運賃がどれくらい異常な話なのか、エコノミークラスと比較してみるとよくわかります(笑)
全く同じ出発日の同じ便、同じ現地発日の同じ便でエコノミークラスを見てみると
なんと総額74,680円!!
ビジネスクラスの88,180円と比較するとその差は13,500円!!!
なんでこのようなことが起きてしまうかというと、復路のエコノミークラスがSTANDARDとなっています。この日程でエコノミークラスのLITEだけ売り切れてしまったのでしょうね。
実はこの運賃はビジネスクラスとの差がさらに縮まるんです。
マイルの付与率はエコノミークラスの場合50%なので、付与数は往復で3,046マイルです。
ビジネスクラスの付与数7,600マイルと比較すると約4,500マイルの差です。
一般的なマイル単価である1マイル2円として計算するとビジネスクラスのほうが約9,000円分マイルが多く付与されるわけです。
つまり、エコノミークラスとビジネスクラスの実質的な金額差はなんと約4,500円!!!
エコノミークラスよりも4,500円多く払うだけで
・ビジネスクラスカウンターで並ばずにチェックイン
・手荷物も40kgまで許容量増加
・ラウンジで優雅に食事をしながら登場待ち
・搭乗時は優先で登場案内
・座席はエコノミークラス3席分を利用したフルフラットシート
・機内食は世界各国の著名なシェフを集めたオリジナル・グルメを出発前に予約可能
・降機時も優先のため、入国審査がスムーズ
となります。
もう十分すぎるほどの価値ではないでしょうか。
ただしシンガポール航空のビジネスクラスはKIXのファストトラック(保安検査優先レーン)、およびSINのファストトラックは利用できないのでご注意ください。
私なりの考察
なぜこのような特別セールが開催されるのか、私なりの考察です。
2019年のGWは長距離旅行人気
1つは2019年に特別に発生した10連休という異常な祝日。
これによりヨーロッパなどの長距離エリアが注目されます。
GWといえど長期休暇が取れない人たち、普段海外旅行に行かない人たちが無理をしてでも長距離旅行を計画していたようです。
実際に旅行会社の話を聞いてもヨーロッパ向けの予約率は異常なほどであり、半年前である2018年11月時点でも航空券の売り切れが出始めており、運賃も異常な値上がりを示していました。
GW前半の出発による長期旅行に注目が集まりすぎたせいで、逆にGW後半の近距離旅行が置いて行かれていました。
シンガポール航空の特別増便
また、今回の特別運賃は大阪発の特定便のみです。
KIX⇒SIN
SQ619 KIX 10:55発 ⇒ SIN 16:40着 機材B787-10
SQ621 KIX 17:25発 ⇒ SIN 23:05着 機材A330-300
SQ623 KIX 23:25発 ⇒ SIN 翌05:05着 機材B787-10
SIN⇒KIX
SQ618 SIN 01:25発 ⇒ KIX 09:05着 機材B787-10
SQ620 SIN 08:30発 ⇒ KIX 16:10着 機材A330-300
SQ622 SIN 13:55発 ⇒ KIX 21:35着 機材B787-10
特別運賃の対象を見てみるとA330機材による運航のSQ621便とSQ620便のみなんです。
シンガポール航空は通称ドリームライナーと呼ばれるB787便で日本に乗り入れています。
ですが、今回の10連休を受けて2019/2/13に大阪のみA330-300による特別増便をすることを発表しています。
2009年に初飛行を行ったB787に対して1992年に初飛行を行ったA330シリーズはどうしても見劣りしてしまいます。
B787の337席2往復に対して、A330で285席も追加させてしまいました。
約40%以上も座席を増やしてしまったのでお金(石油)を燃やして空気を運ぶ、過剰供給になったのでしょう。
GWをターゲットに供給座席を増やしたのはいいものの、GW反動もあって5月は全く予約が伸びていないのでしょうね。
その証拠に、5月のビジネスクラスはこんな感じです。
最安運賃の目立つこと(笑)
一般人はエコノミークラス優先で検索
大体普通の人ってエコノミークラスを優先して検索する人ばかりではないでしょうか。
ビジネスクラスは高いものって先入観があるせいで、ビジネスクラスから運賃を検索する人なんてかなりの少数派なのだと思います。
私はマイルの利用前提があるためビジネスクラス優先で検索をしてしまいますが、エコノミークラスと運賃逆転はこれまでも何回か見たことがあります。
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ちょっとコツをつかめばお得な運賃が簡単に見つけることができるようになると思います。浮いたお金で旅行をさらに素敵なものにしてください!