アエロフロートロシア航空のビジネスクラスに搭乗したので報告します!
目次
まずは基本情報
搭乗前のラウンジ
ビジネスクラスの機内設備とアメニティ
ランチとカクテルをオーダーしよう!
一番楽しみなランチ!
着陸前の軽食
まずは基本情報
搭乗日:16年9月17日
区間 :成田⇒モスクワ
機材 :A333
成田からジュネーブまでエコノミークラス往復で11万円。
うーん高いなぁ、と思い何げなくビジネスクラスを見てみると20万円と破格の安さ!
ヨーロッパまでのビジネスクラスは通常40万円程度するのが普通なので、いかに安いかお分かりでしょう!もちろん8席程度の限定価格なので、あっという間に売り切れてしまいますが。。。
もちろん格安とはいえマイルは125%付与されるので往復で1万マイル以上もらえます!マイル単価を2円で換算すると実質18万円でビジネスクラスに乗れたことになります!
エコノミークラスを含め、アエロフロートの魅力については下記の記事をご参考ください
アエロフロートの魅力を徹底解剖!評判がいい理由は安いだけではなかった!
ここからが実際の搭乗記です。
チェックインカウンターで並ぶ時にどうしてもエコノミークラスの列が気になってしまいます。横の行列を追い抜いてビジネスクラスカウンターへ一直線で行けるのはとても気持ちいい!(と思ってしまうのは私の心が貧しいからかもしれませんが)
ただ、アエロフロートは日によってものすごく並ぶ時があるので、そんなときほどビジネスクラスでよかったと思います(笑)
この時初めて知ったのですが、預け入れ手荷物は
エコノミー 23kg 1個
ビジネス 32kg 2個
スカイチームエリートプラス会員は上記に加えて+1個
私はデルタアメックスゴールドカードのおかげでスカイチームのエリートプラス会員も持っているので、32kgを3個持てたことになります。
追加で荷物を1つ送ると10,000円以上かかることからも、荷物が多い人にとってはビジネスクラスはよりお得感が増します。
成田空港のプライオリティレーンはANA/JALのみで、スカイチームの上級会員やビジネスクラスは利用できないのが非常に痛いです。
と思っていたら、保安検査はがら空きで、並ぶことなく通過できたので問題なし!
アエロフロートはプライオリティレーンの利用申請をしていない分、わずかにでも安くできるのかな、と勘繰ってしまいました。
出国審査を通過した後はラウンジへ!
実はスカイチームの出発ゲートには目の前にデルタ航空のラウンジがあるため、非常に便利です!ラウンジアクセス用のエレベーターを降りるとすぐ目の前が出発ゲート!
搭乗前のラウンジ
やはりビジネスクラスと言えばラウンジが気になりますよね!アエロフロートのアライアンス(航空同盟)はスカイチームのため、デルタ航空のサテライトラウンジを使うことが出来ます!成田空港内ではスカイチームは搭乗口が集められており、デルタサテライトラウンジのすぐ目の前が搭乗ゲートになっています。だから搭乗時刻のぎりぎりまでラウンジで過ごすことが出来るので、時間になったらそのまま優先搭乗で機内に移動!迷う、探す、待つ、のないビジネスクラスらしい快適な空の旅となります!
気になるデルタのサテライトラウンジはすごくモダンでスタイリッシュなラウンジです!(写真ではスタイリッシュさがあまり伝わりませんが^^;)
サテライトと言うだけあって出島のような位置にあるため、全方位の窓から景色やスカイチームの飛行機を眺めることが出来ます。またこのラウンジには、スカイチームのお客さんしか来ない上に出発時刻がずれているので、利用者が少なく、ゆっくりくつろぐことが出来ます。
ANAスカイラウンジはヌードルバーがあったり食べ物は多いですがショッピングセンターのフードコートのようにごった返していて全く寛ぐことが出来ないのは私だけでしょうか。ANAラウンジの利用者のほとんどがSFCメンバーかプライオリティパスですね。ビジネスクラス利用者はラウンジの食べ物をあんなに山盛り食べません(笑)
時間帯にもよりますが、アエロフロートはちょうど昼出発の便なので、ラウンジに食べ物も多く、快適に過ごすことが出来ます。
エコノミークラスの時はプライオリティパスでラウンジに入って、ここぞとばかりに食べ物を取るのですが、ビジネスクラス利用の時はラウンジの食べ物には全く興味がありません。ちょこっとだけお酒を舐めるくらいにしておこうと思っていたら、一口シーフードカレーをつまんじゃいました。
こんな少しなのに、エビとホタテとイカが入っていて意外にいける。
ラウンジのご飯は控えめにしなきゃって思ってたのに!!
ビジネスクラスの機内設備とアメニティ
小さく見えますが、これが今回の機材のA333-300
ワイドボディの中距離双発機。
オレンジ色の座席は明るく開放的なイメージ
パーソナルディスプレイは17インチほど。結構大きくて見やすいです。
特に使いませんでしたが^^;
画面の下には靴をしまうスペースが。シートピッチも非常に広く、快適です。
マルチプラグ対応コンセントです。
日本のプラグ規格であるAタイプにも対応しているので、フライトの間、パソコンや携帯の充電が出来ます。エコノミーだとコンセントがないことも多いので非常にありがたいですね!
アメニティはフェラガモのポーチです。男性でも使いやすいデザインなのが嬉しいですね。写真は後日家に帰ってから取りました。
ファスナーの金具もフェラガモマークになっています。
気になる中身はと言うと
フェラガモのボディローション、リップバーム、フェラガモではない歯磨き粉。
ボディローションは未開封でもすごくいい匂いです。歯磨き粉は使ってないですが、絶対外国の味がすると思います。
続いて、スリッパ、アイマスク、靴べら、クシ、歯ブラシ、ペンです。
機内であると助かる一般的なものですね。歯ブラシは外国人サイズです。毛の部分の幅が広く、日本人にとっては磨きにくいサイズでした^^;
アエロフロートのアメニティは結構人気で、オークションなどでも欲しいという人がいるくらいです。
ランチとカクテルをオーダーしよう!
アエロフロートのビジネスクラスでは搭乗後にメニューが配られます。
そしてしばらくするとCAのお姉さんがメニューを聞きに来てくれます。
英語がしゃべれないからと怯むことはありません。
日本路線の経験が、豊富なのか美人のロシア人CAがたどたどしい日本語で話してくれます。
メニューの確認に入る前に、CAの方から自己紹介と私たちの名前の確認があります。
CAが美人であることに気を取られている間に、若干早口な英語で話しかけられるので聞き取れない方も何人かいたようでした。特に意味のある会話ではありませんが、コミュニケーションとして相手の名前を尊重するということでしょう。
アエロフロートのビジネスクラスでは会話の最初に自己紹介がある、とだけ覚えておくと慌てずスマートに会話できますよ!
CA「私の名前はエカテリーナと言います。あなたのお名前を伺ってもいいですか?(英語)」
客「えーと?え!?なになに?ビーフ、プリーズ!!」
英語があまり得意に見えない方が、何を答えていいのか分からず上記のようなやり取りをしていました。もちろん、CAの方は笑うことなくOKと言っていましたが。
メニューのオーダーとしては自分の食べたいものを伝えるだけです。
メインメニューはどれがいいか、のほかにサラダやスープなどをスキップすることも可能です。
アエロフロートのビジネスクラスは食事の量がものすごく多いので少なめに頼むことを強く勧めます。食べるタイミングを見計らないながらコースを順に出してくれますが、それでもやはり、時間がかかるのでお腹が膨れます。
量としては、サラダとスープは二人で一人前をシェアするのがちょうどいいくらいです。シェアするのが嫌な場合は、スモールポーションとお願いすると少なめで出してくれますよ!よほど自信のある方でないと食べきるのは無理です。
アエロフロートのオリジナルカクテルです。
特選ワインなどはどの便でも頼むことが出来ますが、オリジナルカクテルはワイドボディの便でしか(例えば成田-モスクワ便など)サーブしてもらえません。
せっかくの機会なので4種類頼んでみることをお勧めします!
「above the sky」が個人的には好きでした。ベリーとオレンジジュースが強く、アルコールをあまり感じないので非常に飲みやすいです。
4種類のカクテルは
・Aerofloat:赤ワイン、ベリー、炭酸水の夏の思い出を甦らせてくれるカクテル
・Sun light:ジンとリンゴジュースのコハク色のカクテル
・Above the sky:ウォッカ、ベリーとオレンジジュースのロシアの珍しいカクテル
・Fair wind:コニャックとリンゴジュースとスプライトの「追い風」
一番楽しみなランチ!
ホットセイボリーとカクテル
手前のカクテルがabove the skyで奥がfair windです。
次に出てきたのは和食のプレートです。正直これだけで結構おなかふくれてきます。
巻寿司とざるそばは残念な感じですが他は結構頑張ってるなと思いました。
続いて出てきたのが緑茶のスープ。
美味しいは美味しいのですが、見た目以上に量があり、飲んでも飲んでも減らない。
私たちは二人で一つしか頼まなかったのでまだよかったですが、知らずに頼んだ人たちはペースが落ちてきていました。
頃合いを見計らって出てくるのがパン。
焼き立てでふわふわでとてもおいしい!でも食べすぎ注意です。
個人的にはふわふわでバターとよくあうミルクロールがお勧め。
続いて出来たのがサラダ。
旅行中は野菜をとる機会が減るのでありがたいのですが、この量はむしろ迷惑です。
まわりはこの時点で戦意喪失です。フォークを持ったままサラダと見つめあい、固まっている人が何人かいました。
残せばいいのですが、「全く手付かずだとさすがに気まずいから少しでも食べなきゃ」と思ってるんでしょうね。
私の分の和食セット
みそ汁がインスタントなのを隠す気もないのはむしろ潔い。箸の置いてある位置が気になりますね(本当にこの向きで出てきました。) まぁ味には影響ないのでよしとしましょう(笑)
牛ほほ肉はまぁまぁ。和食風にはつくっていますが、日本の定食屋で出てくる味ではありません。日本のお父様方は和食だと思ってオーダーすると後悔すると思います。
もともとあまり期待してはいませんでしたが、メインを頼まなかった方が印象がよかったかも(笑)
妻の分の魚介のアクアパッツァ
食べきれなかったのでタイとホタテだけ食べて、後はごめんなさいしました。
ランチの締めは美味しいデザート!
あんなにお腹いっぱいなのにデザートだけは別腹ですね。
マンゴーとパッションフルーツのアイスクリームは非常に美味しく、思わずおかわりしちゃいました(笑)
おかわり、といって次をくれるのがすごいですね(笑)
「Could you give me another icecream?」とお願いすると快く持ってきてくれます。
私の頼んだ抹茶のオペラケーキ
美味しいですが、アイスクリームの方が好みでした。
食べ終わるとすぐに食器を片づけ、しばらくすると就寝タイム。
みんな食べ疲れているのか、アルコールのせいなのかおとなしく寝る人ばかり。
アエロフロートのビジネスクラスはフルフラットにはならず、リクライニングは170度くらいでしたが、寝るには十分です。
毛布も厚みがあり、快適に寝ることが出来ます。
ただし、食べ過ぎてしまいあまりぐっすりとは寝れませんでした^^;
ちょっと反省。。。
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着陸前の軽食
着陸の1時間くらい前には再度軽食が出てきます。
あんなにお腹いっぱいだったのに、出てくると食べれるから不思議。
軽食は
・スモークサーモン
・ツナとエビのオープンサンド
・スモークチキンとカレーポテトサラダのオープンサンド
・バニラとチョコのムース
・フルーツ
・牛肉のドリア
です。
こちらは牛肉のドリアではなく茶碗蒸し。茶碗蒸しと呼んでいいのか分からないレベルです。卵が固く、牛肉のドリアが正解でした。。。
食べ終わるとすぐに食器を下げて、着陸準備です。
10時間くらいのフライトなのに全然疲れもなく、あっという間でした。
やっぱりビジネスクラスは快適ですね!
アエロフロートのビジネスクラスはパーフェクトとは言いませんが、値段を考えれば十分すぎるほどの価値があると思います。
アエロフロートのビジネスクラスをとろうか迷っていられる方の参考になればよいですが。
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モスクワから先はこちらの記事に書いています。よければこちらもご覧ください!
また、復路便についてはこちらの記事に書いています。