世界で最高のタイ料理Nahmでランチをしてきたので紹介します!
世界で最高とも呼ばれたタイ料理のお店
バンコクのメトロポリタンホテルにあるタイ料理のお店、Nahmに行ってきました!
実はこのレストラン、アジアベストレストランで1位を獲得したことがあるお店なんです!
年数 | アジアベストレストラン | ワールドベストレストラン |
2013 | 3位 | 32位 |
2014 | 1位 | 13位 |
2015 | 7位 | 22位 |
2016 | 8位 | 37位 |
2017 | 5位 | 28位 |
2018 | 10位 |
未発表 |
若干成績が落ち目な様にも見えますが、それでも世界で上位ランク、アジアでは1ケタに入る実力です!
もちろん、タイ料理のレストランとしては常に最高位を獲得しています!
Nahmの外観、内装
お店の入り口です。
モダンでおしゃれなイメージ
店内の様子です。
私は11:30に訪問したらガラガラでしたが、12時になると満席になっていました。
ランチでも事前に予約をしておかないと、入れない可能性は高いと思います。
内側の壁は金張りです。
光沢のある金色ではないのでまだましですが、それでも少し好みではないですね^^;
テーブルのセットです。
とてもシンプル。
メニューについて
こちらはアラカルトのライスヌードルです。
Nahmのメニューです。
スターター:450~500
サラダ:550~720
スープ :450~480
カレー:650~820
炒め物:450~880
デザート:350
また、セットメニューとして一人1600バーツがあります。
アラカルトは全体的に高めな気がしますがセットならお得です。
セットメニューの構成は下記のようになっています。
スターター2種類 (450,500)
サラダ1種類 (自由選択:私たちが頼んだのは720)
スープ2種類 (450,480)
カレー1種類 (自由選択:私たちが頼んだのは820)
メイン1種類 (自由選択:私たちが頼んだのは880)
デザート2種類 (350,350)
単品価格を合計すると5000バーツのところ、1600×2の3200バーツでOKです!
実際のところ、
・そんなにがっつり食べるのか
・セットメニューじゃなければそんなには頼まないと思う
という声が聞こえてきそうですが。
とはいえ、サラダ、カレー、メインを頼んだだけで2400バーツになってしまいます。
スターターは食事の起点となり、その食事への期待を持たせる意味であったり、自由度の高い料理となり、見た目にも味でもシェフの遊び心が出せるポイントです。
そのため絶対に食べておきたいところです。
スターターだけで950バーツ。
合計すると3350バーツ。
セット二人で3200バーツというと、スープ2種類、デザート2種類が完全サービスでつき、さらにオーダーから150バーツの値引きとなる、と思うとやっぱりお得なメニューではないかと思います。
料理について
こちらはシェフからの一品です。
パイナップルの上に挽肉を甘辛に味付けしたものにパクチーを載せています。
酸味と甘辛をパクチーの風味が引き締めて、とてもフレッシュなスタートです。
egg nets with prawns, wild almonds and kaffir lime
スターターから驚かされました!
egg netsとは卵黄を絞って油で揚げています。中には大きな海老とアーモンド。
egg netsが驚くほど細くていい食感を出しています!中の海老とアーモンドの組み合わせもよくてすごく美味しい。
pork and lobster with shredded ginger and thai citron
続いては豚肉とロブスターを細切りにしたショウガとシトロンで。
ロブスターがプリップリでとても美味しいです!
値段はしますがスターターはどちらも美味しいので、是非食べてほしい料理です!
続いてサラダ、炒め物、カレーが出てきました。
あれ?なんか思っていたのと違うかも??
何となくこのクラスのレストランって盛り付けまで凝って演出をしてくれるものと思っていました。
出てきたものを見るとなんか街の定食屋さんのような盛り付け。
うーん。。。少し期待をし過ぎてしまいました。
grilled corn and prawn salad with lemongrass and wild almonds
サラダはこちら。海老とコーンにレモングラスとアーモンドです。
サラダといわれると葉っぱを食べさせられるイメージでしたが、こちらでは前菜というイメージです。
Steamed coral trout with bang rak yellow beans and pickled garlic
trout と言っている割に白身でした。魚が変わったのかも?
スタッフの方が一押しのメニューがこちらでした。
Muslim curry of oxtail with fresh nutmeg, ginger and eggplants
牛テール、ナツメグ、生姜、ナスのカレーです。
こちらもスタッフ一押しのカレーなので頼んでみました。
牛の旨みが出ていて美味しいのですがテールからの脂がすごく、後半は少し食べにくかったです。
付け合わせのライスです。少し、と言わないと山のように装うとするので注意が必要です。
hot and sour soup of river prawn and wild mushrooms
トムヤンクンではないのですが、辛くて酸っぱいスープです。
メインを半ば食べたところで出てきたので、ちょっと辛かったです。
個人的にですが、酸っぱいスープは苦手かも。。。
clear soup of roast pigeon,crab and tapioca
こちらはハトと蟹、タピオカのスープ
こちらの方が味はいいのですがスープが濃すぎて、やはり少し飲みにくかったです。
Tropical fruit in scented syrup
Sweet thai wafers with pooch persimmon and golden duck egg noodles
最後にデザートです。
シロップに浮かぶ南国フルーツ(左側のボール)は、花の香りのするようなシロップなのですが、どことなく薬臭いような感じもしてしまい苦手でした。
ワッフル、柿、卵黄のヌードルなんかは美味しいのですが、やはり日本人が想像するデザートとは少し違いがあります。
その違いがいいのか、悪いのかは人によりますが馴染みの薄い味であるが故に否定的に捉える人が多い気がします。
感想
同じタイ料理と言えど、スラブアはフレンチに近い料理でした。
見た目も華やかで味も斬新でありながら日本人にとって受け入れやすい味でした。
Nahmはどちらかというと中華料理やベトナム料理に近いものを感じました。現地の家庭料理をプロの料理人が作りました、というイメージです。
もちろんNahmはNahmで美味しいのですが、なぜアジアベストレストランで1位にも輝いたことがあるレストランがミシュランで1つ星なのか。 何となくわかる気がします。
Nahmは世界的には知られているレストランですが、GAGGANと同様に現地ホテルスタッフやタクシードライバーは全く知りません。そのため、もし訪問する際はNahmではなく、Nahmの入っているメトロポリタンホテルを告げるとよいと思います。
また、NahmのヘッドシェフであるDavid Thompson氏は2018年4月30日をもってNahmを退職してしまいました。18年前にロンドンでNahmを立ち上げて以来ずっとnahmを支えてきたシェフです。今後Nahmを訪れても今までと同じ味は楽しめないかもしれませんね。